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2024.03.26

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山本美里 写真展「透明人間 –Invisible Mom– 」

2024. 04/02 (火)

2024. 04/14 (日)

平日 11:00~17:00/土日祝11:00~18:00 ※月曜定休 ※入場無料

カフェ&ギャラリー・キューブリック 福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F

(JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)

通信教育部 芸術学部 美術科 写真コース 2019年度卒業生:山本美里さんの個展のご案内です!

ブックスキューブリック箱崎店2Fのギャラリーにて、写真家・山本美里さんの個展を開催します。

※山本さんが4月6日(土)に1日在廊されることになりました。
15時から1時間、お話会を行います。
参加費:1000円
申込:電話でお申込ください(電話番号092-645-0630)
   
 「お母さんがお願いします」の一声で、
 この世界の大半の問題は解決できるように出来ている。

これは昨年12月に刊行された写真集『透明人間 Invisible Mom』(タバブックス)の冒頭にある一文です。
著者の写真家・山本美里さんの第3子は重度の障害とともに生まれ、痰の吸引や経管栄養などが日常的に必要な「医療的ケア児」です。通学する特別支援学校には親が付き添い、校内での待機が求められます。
緊急時以外にはとくに何もすることがなく、「気配を消してください」と求められ、毎日6時間、週のほとんどを“黒子”として、子どもの“背景”になって過ごす日々。
「透明人間」となってしまった山本さんは、通信制の大学に通って写真を学び、「私はここにいる」と言わんばかり、自分自身にカメラを向けて撮り始めました。

するとそこに写し出されたのは、「医療的ケア児」をめぐる福祉や教育の問題のみならず、毎日の生活にもがき苦しみながらも「今」を楽しく生きようとする山本さん自身の姿、そして、誰かの人生のために「透明人間」になって生きざるをえない、見えない母親たちの存在でした。
 “見えないもの”とされているすべての母親たちへ——

テーマとは不釣り合いに、つい笑ってしまう、明るくユーモアのある写真の数々に囲まれながら、「透明人間」となって生きている一人ひとりの「私はここにいる」の声を感じていただけますように。
たくさんのご来場を心よりお待ちしております。


【書籍情報】
『透明人間 Invisible Mom』
学校も病院も社会だ。付き添いもケアも家事も、社会活動だ。
お母さんは、社会人だ。社会を変えられる。——山崎ナオコーラ
表舞台には出てこない、「透明にされた」母親たちの思いを伝える
手段こそが、山本さんの写真であり言葉なのだろう。——櫛野展正

■写真・文 山本美里
■寄稿:山崎ナオコーラ、櫛野展正
■2023年12月8日発売
■タバブックス刊
■A5判・並製・144ページ
■ISBN978-4-907053-66-6
■定価:本体2400円+税
http://tababooks.com/books/invisiblemom
費用 入場無料
定員 主催者にお問い合わせください
申込方法 入退場自由(予約不要)
主催 カフェ&ギャラリー・キューブリック
お問合せ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeK4mkiHDDIOV94nsf6xWsR624bWJtNBjr2BFU8mE-Cmd_2TQ/viewform
URL https://bookskubrick.jp/event/4-2-4-14-invisible-mom
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