展示・イベント

2014.02.12

  • 映像・舞台
  • 近畿圏

能ジャンクション『葵上』/マルチメディア・パフォーマンス『二重の影』

葵上/二重の影

2014. 03/29 (土)

2014. 03/30 (日)

17:00

3月29日(土)17:00開演/30日(日)14:00開演

瓜生山キャンパス 京都芸術劇場 春秋座

MAP

実験演劇・能ジャンクションと春秋座公演「マラルメ・プロジェクト」に続くマルチメディアパフォーマンス

「能ジャンクション」は、1980年代後半に、現代演劇と能狂言の「ジャンクション」として発想されたもので、その第一作が湯浅譲二のミュジーク・コンクレートを素材に、渡邊守章がPARCO PART Ⅲの「客席貫通型」舞台で構成・演出をした実験演劇です。故観世榮夫が<本行通り>の『葵上』のシテを舞い、当時まだ20歳になったばかりの野村武司(現萬斎)が、狂言以外の作品に初めて挑戦した舞台でした。言わば「脱構築」的な実験で、湯浅音楽と能の音楽、『源氏物語』の原文と円地文子現代語訳等をコラージュした舞台です。今回は、能のシテを観世銕之丞(3/30)・片山九郎右衛門(3/29)、現代の若者を茂山童司が演じ、「マラルメ・プロジェクト」以来の高谷史郎映像が、春秋座版「能ジャンクション」を出現させます。

『二重の影』は、大使として日本に駐在したことのある二十世紀最大の劇詩人ポール・クローデルの集大成的戯曲『繻子の靴』の一場で、「禁じられた恋」を生きる恋人の激しい情念が、「男女一体の影」としてモロッコの白壁に出現するという、異常な強度に貫かれた「一人語り」です。クローデルがマラルメに学んだ「世界書物」の発想に、中国の「韓憑説話」の語る「引き裂かれて埋葬された恋人たち」の情念が、「根と枝を絡めた二本の木」になるという「不可能な恋の情念」の表象を繋いだものです。白井剛・寺田みさこが、笙の音楽で、高谷映像の繰り広げる宇宙的な夜の空間に「不可能な恋」の情念を踊ります。
【京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長・教授/演出家 渡邊守章】

構成・台本・演出:渡邊守章
映像・美術:高谷史郎
出演:観世銕之丞(3/30出演)、片山九郎右衛門(3/29出演)、茂山童司、白井剛、寺田みさこ 他

※両日とも終演後にトークを行います。(出演:高谷史郎、浅田彰、渡邊守章)
※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。

費用 <全席指定>一般3500円/シニア3200円/友の会3000円/学生&ユース2000円
定員 -
申込方法 京都芸術劇場チケットセンター  TEL:075-791-8240(平日10:00~17:00)
主催 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
お問合せ tel: 075-791-9437
URL http://www.k-pac.org/performance.html#p20140329
関連教員 渡邊守章(舞台芸術研究センター 教授/所長)、寺田みさこ(舞台芸術学科 准教授)
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