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2024年3月23日(土)

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「総合的な探究の時間」の課題解決に向けて~2024年度教員研修大会開催のお知らせ~

京都芸術大学では、全国各地の高等学校の先生方と共に、これからの教育における問題意識を共有できる場が必要と考え、教員研修大会を実施しております。
本研修大会は2012年よりスタートし、2023年8月も「探究学習」をテーマとした講演会を実施し、全国各地より200名以上の先生方にご参加いただきました。

「探究学習」は、昨年度より各高等学校で本格的に始まっておりますが、日常業務が繁忙しているなかでテーマ設定からプレゼンテーションに至るまで様々なポイントを先生方が生徒様または、同僚の先生方にお伝えするのは簡単なことではないと存じます。
そこで本教員研修大会では、数多くの高等学校で「探究学習」のアドバイザーとして生徒や先生方にアドバイスを行ってきた講師が探究の構造を紐解きながら各課題を解説します。
講演会は2種類ありますが、連続してご参加いただきますと御校が抱える「探究学習」の課題が一層クリアになると存じます。
また、過去にご参加された先生方のアンケートの回答内容も含め、講演を毎回アップデートしています。ぜひ継続的にご参加いただけますと幸いです。

講演内容

プログラム1(初めて参加される先生方向け)
※もちろん、過去にご参加された先生方もご参加いただけます。

〈基本編〉探究学習の押さえるべきポイント。学校内の「共通言語(型)」づくりが大切です。

1回目 2024年3月 25日(月)10:00~12:00 (申込み締切り:3/24(日)17時)
2回目 2024年3月 27日(水)10:00~12:00 (申込み締切り:3/26(火)17時)
その他 アーカイブ配信のみ(申込み締切り:4/7(日)中)

※両日とも同内容です。ご都合のよろしい日程でご参加ください。
ご都合が合わない場合でも、お申込み頂いた先生には後日アーカイブを配信いたします。

講演概要:
⑴探究の「共通言語(型)」の理解がなぜ重要か?
 (生徒と教員に共通のチェックポイントがないと、成果発表会をやればやるほど、「奇妙な探究」スタイルが校内に伝播します)
⑵ 探究がうまくいかない3つのポイント
 (①課題の設定に時間がかかりすぎる。②情報収集が不足。③解決策や提案が論理飛躍)
⑶ 探究が求められている社会背景を正しく知る。
 (①社会の急激な変化、②生成AIがもたらしている格差を知らない高校生、③大学進学がゴールにならなくなった社会構造)


プログラム2(継続参加の先生方向け)
※初めて参加される先生方は、先にプログラム1に参加された上でのご参加を推奨いたします。

〈応用編〉かゆいところに手がとどく。うまくいかない探究学習の構造を理解する。

1回目 2024年3月 25日(月)13:00~15:00 (申込み締切り:3/24(日)17時)
2回目 2024年3月 27日(水)13:00~15:00 (申込み締切り:3/26(火)17時)
その他 アーカイブ配信のみ(申込み締切り:4/7(日)中)

※両日とも同内容です。ご都合のよろしい日程でご参加ください。
 ご都合が合わない場合でも、お申込み頂いた先生には後日アーカイブを配信いたします。

講演概要:
⑴まずは、「自校のポジショニング」を分析する
 →「探究有名校」の視察に行っても、うまくいかない理由とは?
⑵理想と現実のギャップを知る
 → 完璧主義の落とし穴。優先順位をつけましょう。
⑶「問い」を自分で立てさせたい、テーマを自分で探せたい
 → 結果、そこに時間をかけすぎて、進まない現実。
⑷ 「情報収集」が最も重要です
 → しかし、それがなかなか簡単ではない理由。
⑸文系探究がぼやっとするのはなぜ?
 → 理系探究(自然科学)と文系探究(人文科学、社会科学)の構造上の違いを理解する。
⑹探究のオススメの本はありますか?オススメの教材はありますか?と聞かれます
 → ポジショニングが違うのに、汎用的な教材を使うのでうまくいきません。
⑺進路選択(総合型選抜など)に活かせている気がしません
 → 選抜をする側が見ていることとギャップがありすぎます。

実施方法

オンライン(ZOOMを使用)

研修講師

吉田 大作(よしだ だいさく)
京都芸術大学クロステックデザインコース 准教授、株式会社クロステック・マネジメント取締役、京都芸術大学スタートアップ支援室室長。
会社の業務で、日々企業や自治体の課題解決の企画を実施。「企業や自治体の課題解決の仕事は、まさに探究のプロセス」と実社会での具体的な課題解決のアプローチ×教育現場での実践を掛け合わせた講演やアドバイスは、
多くの機関からの依頼に繋がり、現在年間100本以上の講演や研修の依頼を受け、毎年延べ2万人以上の高校生、保護者、高校教員、企業、行政の方へ講演や企画提案を行っている。

研修費用

無料

お申込み(締切り:各開催日前日17時)

https://hubs.la/Q02p2bCl0

問い合わせ

京都芸術大学 アドミッション・オフィス
0120-591-200 (平日・土曜日 9:00~17:30)
nyugaku@office.kyoto-art.ac.jp

 

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