歴史遺産学科

2017年1月

  • LINEで送る

2017年1月27日  イベント

日帰り研修旅行ー元興寺から奈良町をめぐる!ー

京都の冬は寒いですが、雪景色はとても絵になりますね!

 

先週22日(日)に2回生たちと日帰りの研修旅行に出かけました。

天候は生憎のくもりのち雨・・・・・しかし!

学生たちはしっかりと参加してくれました。

 

R0014811

 

集合は元興寺の入り口。

今回の研修旅行では、講師として元興寺文化財研究所の狭川先生にお越しいただきました。

狭川先生には、元興寺と周辺地域(奈良町)の歴史を案内していただきました。

 

R0014816

 

まず、元興寺極楽堂の中でその歴史と成立についてをお聞きしました。

元興寺は「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されています。

 

創建は古く、588年といわれています。

当時は現在の場所とは異なる、飛鳥の地に建立されました。

 

 

R0014824

 

そののち、平城京遷都にともない移転し、名を変え、元興寺となりました。

 

しかし朝廷勢力が強い創建時に比べ、平安時代に入ると次第に奈良のお寺も衰退が進んでいきます。

元興寺も例外ではなく、主要伽藍を残して荒廃が進み、そこに民家が入るようになりました。

その民家が町屋を形成するようになり、これが奈良町の前身といわれています。

 

現在の元興寺は、移転した際に新しく作り変えられたものと考えられていましたが、

最近の研究では、建築部材や屋根瓦は創建当時の飛鳥からのものであると明らかになりました。

 

R0014820

写真右側の色が違う瓦は、創建時のもの。

 

お堂の中は撮影禁止なので写真での紹介ができませんが、

模写によって復元された浄土曼荼羅はとても見ごたえがあります!!

 

R0014817

 

さて、そして元興寺見学を終えて昼食休憩をはさみ、

今度は奈良町を歩きながらこの地域の成り立ちと歴史について解説していただきました。

 

 

 

もともと元興寺境内にあたる奈良町には、 現在でもその伽藍配置の遺構が残っています。

 

R0014830

R0014834

 

そのひとつが東塔跡(五重塔)です。

現在は基壇上に礎石17個を残すのみとなっていますが、 安政6年(1859)に焼失しなければ、 奈良時代創建の五重塔が町中に残っていただろうといわれています。

 

R0014843

 

そのほかに、魔よけの猿のお守りで知られている庚申堂や、

 

R0014848

 

奈良の陰陽師が住んでいた「陰陽町」のなかにある鎮宅霊符神社をお参りしました。

 

R0014825

 

元興寺の建物に由来するいくつかの町名を解説していただきながら奈良町をまわり、

最後は旧大乗院庭園に訪れました。

 

R0014858

 

大乗院は、1087年に創建された興福寺の門跡寺院で、

庭園は室町時代の徳政一揆で荒廃しましたが、

その後、室町時代に活躍した善阿弥によって改造されました。

中世の遺構を残す貴重な庭園として国の名勝に指定されています。

 

R0014863

 

そして大乗院庭園の文化館内にて狭川先生への質問タイム!

 

2回生は来年度から個人の研究がスタートしますので、

元興寺文化財研究所についての質問なども出ていました。

 

雨のちらつく冬の研修旅行ではありましたが、

みんなは熱心に参加してくれました。

 

狭川先生にはとても丁寧に解説していただき、良く学ぶことができました。

ありがとうございました。

  • LINEで送る

2017年1月18日  授業風景

料紙装飾を学ぶ!

寒波も少し和らぎ、積もった雪もとけてきていますね!

 

今回のブログは2回生の授業「文化財保存修復基礎演習Ⅱ」の様子をお伝えします。

この授業は歴史遺産や文化財のまつわる基礎的な知識やスキルを身につける授業です。

 

IMG_0036

 

今回は日本画や古典絵画技法にまつわる授業を担当されています

中神先生の授業をレポートします!!

 

DSC_0049 

先生の授業では、前半に仏像や仏閣に彩りを与える繧繝彩色(うんげんさいしき)の制作を学び、

後半には雲母刷りや金箔などを使った料紙装飾を制作します。

 

古来から使われている素材の美しさや古典技法の多様性を学んでゆく授業です。

 

DSC_0029

 

料紙装飾は、一人ひとりが紙や構図を試行錯誤して作ります。

制作者の個性が出るので出来上がりがとても面白いです。

 

DSC_0032

 

とくに修復分野においては、なおすモノがどのように作られているかを知っていることが大切です。

技法について実際に制作しながら学べるのは、歴史遺産学科ならではですね!

 

IMG_0008

IMG_0015

 

顔料や箔や膠などを使うこともはじめての学生もいますが、

手を動かした制作とともに技法を覚えていくので、

飲み込みも早いですし興味を持って取り組むことができます!

 

とてもすてきな作品ができあがりました!

 

 

 

 

 

コース・分野を選択してください

トップページへ戻る

COPYRIGHT © 2013 KYOTO UNIVERSITY OF ART AND DESIGN

閉じる

ABOUT

京都造形芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科21コース、通信教育部4学科14コース、大学院、こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。

各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都造形芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。