京都で過ごした13年間は、
人生の道標であり、
かけがえのない宝物。

博士課程 Doctoral Course

博士課程 2009年度修了

中国西北大学藝術学院
アニメ学科専任講師
周 焱 シュウ・イェン

幼いころから日本のアニメを見て育ち、映画やドラマにも夢中になり、日本で映像を学びたいと思うようになりました。学部で映像理論などを学び、修士・博士課程に進学。論文の執筆はとても苦労しました。博士論文では12万字も書かなければいけません。日本語を書くことにまだ不慣れでしたし、内容も過去にはない新しい発見が求められます。乗り切れたのは先生方のお陰です。北小路隆志先生から的確なご指摘をいただき、客員教授の羽生清先生には研究に対する真摯な姿勢を教えられました。学部生のときよりも先生方と深く関わり、その情熱にふれることで、研究への高い意欲を持ち続けられました。博士論文をもとに2016年に日本で出版した書籍が『チャン・イーモウの世界』。京都で学んだことの集大成です。帰国した今は講師を務め、知識だけでなく、情熱を伝えられる指導者をめざしています。

周 焱シュウ・イェン

博士課程 2009年度修了

1998年西安大学卒業。1999年に留学生として来日し、京都国際外国語センターで2年の語学学習を経た後、京都芸術大学映像・舞台芸術学科映像コースに入学。同大学院へ進学し、芸術研究科芸術専攻で博士号(学術)を取得。現在は中国西北大学藝術学院の専任講師を務める。

プロフィールはインタビュー時の経歴となります。

Works

博士課程 DOCTORAL COURSE

挑戦し続ける3年間と、
未来に向けて

博士課程の3年間は学位取得を目指して、自身の専門分野の「理論研究」あるいは「理論研究」と「制作研究」において挑戦し続けることになります。挑戦し続けるからこそ、これまで誰も踏み込んだことのない、新しいテーマを見つけ出し、「その人ならでは」の成果を生み出すことができるのです。
博士課程では「その人ならでは」の何かを見つけることが極めて重要で、それを育て、世に問うことになります。こうした努力が学位を取得という結果に結びつきます。さらに学位取得で終わらず、研究成果の「社会化」を模索し続けて欲しいと思います。それが研究者・制作者の未来へとつながって行きます。博士課程では未来に対して意欲的な人の入学を期待しています。

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