京都芸術大学 通信教育部

芸術教養講義4

モノや出来事を情報として捉え、俯瞰し整理する編集の考え方を学びます。

はじめに - シラバス -

担当教員からのメッセージ

この授業で扱う「編集」はつなげる思考であり、発見の技法です。情報を誰もがアクセス可能な体験として提示するプロセスが編集です。編集的思考は誰もが持つ能力です。自分たちのものとして「編集」を取り入れていただくために、基礎編では本や映像の編集を手がかりに編集全般について概説し、応用編では、現代社会の中で必要とされるデザインと両輪のものである編集のあり方を考察します。

  • 授業概要 <文化情報の編集を学ぶ>
    この講義は、「編集」する思考方法に着目し、社会や生活における様々な問題を俯瞰し「編集」して解決していく方法論を学びます。
    ここで扱う「編集」とは、本や映像の編集ではなく、その根本的な考え方です。多種多様な情報や状況から、何を引き出し、何を捨てて再構築するのか。生活の様々な場面で直面する事態に、「編集」する思考は役立ちます。
    ゲスト講義やインタビュー、事例を通して、情報を俯瞰・整理・提示する方法論を学んでいきます。
    授業目標 編集という概念を理解し、編集的思考・発想方法を学ぶことにより、自らの生活に取り入れていけるようになることを目指します。
    授業の流れ ・1章 編集とはなにか
    ・2章 編集の基本
    ・3章 編集談義1 編集は時代とともに変化する
    ・4章 情報の編み方
    ・5章 編集談義2 知っていると思っていることを未知化する
    ・6章 編集とデザイン
    ・7章 編集談義3 デジタルテクノロジー時代の編集
    ・8章 「編集力」をつける
    ・9章 「編集力」を活用する
    ・10章 日常を編集する
    ・11章 都市を編集する
    ・12章 場を編集する
    ・13章 地域を編集する
    ・14章 自分を編集する
    ・15章 これから必要とされる「編集力」とは
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