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書画コース 河上 幸子

作品サイズ:半切縦半分
素材:紙に墨書(黄山松煙)
コンセプト:倣 池大雅/陶潜『飲酒 二十首 其の五』
釈文:廬を結んで人境に在り、而も車馬の喧しき無し、君に問ふ何ぞ能く爾ると
心遠ければ地自ら偏なり、菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る
山気日夕に佳なり、飛鳥相与に還る、此の中に真意あり、
弁ぜんと欲して已に言を忘る
(いおりを人里に構えているが、しかしここには訪問客の車馬の騒がしさはない。どうしてそのようなことが君にはできるのかと問われれば、心が遠く(俗界を)離れているので、(住む)土地も自然とへんぴな場所になるのだ(と答えよう)。菊の花を家の東のまがきのあたりに手折りつつ、ゆったりとくつろいだ気持ちで南の山の(廬山のゆったりとした)姿をながめやる。山のたたずまいは夕暮れにすばらしく、飛ぶ鳥は連れ立って(山のねぐらに)帰って行く。この中にこそ、この世の真実(ともいうべき)おもむきが在る。(だが)それを説明しようとすると、はやくも表現すべき言葉をわすれてしまうのだ。)



「倣書/池大雅」
画のような書表現によって、俗世間を離れた心境を描く陶潜の漢詩で、伝統の表現を試みました。
静かな心持ちになれるような、本銀箔もみ紙で屏風のような仕立てにしてみました。

陶潜『飲酒 二十首 其の五』
釈文:廬を結んで人境に在り、而も車馬の喧しき無し、君に問ふ何ぞ能く爾ると
心遠ければ地自ら偏なり、菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る
山気日夕に佳なり、飛鳥相与に還る、此の中に真意あり、
弁ぜんと欲して已に言を忘る

臨書/池大雅
池大雅 唐詩五體書畫冊より行草部分
釈文:独り蘆花の深き処に向かって行けば谿光山色は晩来晴る。家は戸を開きて送迎接し稚子は争い窺う犬吠の声。
臨書/池大雅
池大雅 唐詩五體書畫冊より行草部分
釈文:黄鶯児を打ち起こして枝上に泣かしむること。啼く時妾が夢を驚かして遼西に到るを得ざらしめん。

河上 幸子

書画コース

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