空間演出デザインコース 畑本 忠行
さまざまな「笑い」の要素(コンセプト)と、あかりと光の要素を考えた作品を、10点あまり制作した。ストレスを笑いとあかりで癒す「わライト」シリーズを楽しんでいただきたい。
作品タイトル:
「あかりと人の楽しい関わり (思わず笑ってしまう楽しい照明器具)」
ストレスに満ち溢れている現代人の心を「笑い」と「あかり」で癒す楽しい照明器具を企画・制作した。
商品名は、「笑灯(わライト)」
人は笑うことで精神的重圧から解放され、肉体的疲労を回復させる。腹式呼吸を促し酸素摂取量を増やし、脳内のα波を増大させ脳をリラックスさせ、リンパ球を活性化し免疫力が増大させる。笑いは健康的な生活に欠かせないものとなっている。
しかし、現代の笑いは、M-1 グランプリなど笑いが点数化されている。爆笑だけが尊重される、笑いのステレオタイプ化が進んでいる。
あかりは、人の生活に欠かせないものである。照明器具はさまざまな形状や機能で人々のさまざまな生活シーンを支えてくれる。しかし、文字が小さくなり、絵や写真が詳細になるほど、明るい光が必要となる。現代人は、夜惜しくまで、白色の強い光の中での生活を余儀なくされている。明るすぎる灯りは、心と身体を疲れさせ、睡眠を阻害する。
現代社会は、ストレスに溢れている。「失敗は何度繰り返してもいい」と言う言葉は、最後には「成功」を求める、厳しい言葉でもある。
・自分の夢を子どもで叶えようとする親たち、自分の失敗を子どもでリベンジさせようとする親たちに翻弄される子どもたち
・誰かが決めたひとつの答えを求める勉強を強いられ、点数や偏差値で評価される子どもたち
・SNS で世界が広がるも、さまざまな制限を受け、表現の自由を制約され、窮屈な世界から抜け出せない人々
現代社会のストレスは、人の気持ちを休ませることをしない。
テーマ:
「ストレスを笑いとあかりで癒す(思わず笑ってしまうような、楽しいあかりで埋め尽くされた、わくわくする空間作り)」
楽しい照明器具を、いろいろと考えて制作した。人を驚かせ、笑わせ、楽しませる照明器具に囲まれた空間は、偶然そこに居合わせた人たちの共通の感動となり、そこから会話が始まる。会話は新しい出会いとなり、そしてそこに優しさが生まる。笑いとあかりによって、優しさが育まれる。
「袋のネズミ」と言うけれど、ネズミの鋭い歯はそんな袋でも噛み切ってしまう。それなのに「袋のネズミ」とは? ドーナツの袋に4コマの絵が順番に映し出される。4コマ漫画は、笑い話の基本である「起承転結」の典型例である。
底が抜けたらやかんの役目は果たさない。このやかんは底から「灯」を放つ。昼間は何の役にも立たない、やかん照明である。
紙製のペンダント灯の色が変化することで、さまざまなだんごが現れる。串団子は関東は4つが多いらしいが、関西は基本的に3つ。でもひとつひとつが大きい!と、関西人は見栄を張る。
花が咲いたら「花酒じいさん」。じいさんが寝そべって酒をくらうなんでありえないだろうと思うだろうが、灰を撒いて花が咲くことの方がありえない話。酒で酔い潰れるのはよくあることだ。
白壁に突然提灯が現れる。しかも「祭」の文字が消えたり現れたり。なぜか、人は赤いちょうちんに集まる。赤ちょうちんに秘められた魅力とは何か? 今夜も研究に出かける。
「転倒」したら「点灯」する「(ノック)ダウンライト」
幻灯機のように壁に影絵を映し出す。ネットミーティング中のビジネスマン、カメラに映らないところは。。。
空デ・ライトは、空間演出デザインコースの将来を明るく照らす、喜び(Delight)のライトである。
畑本 忠行
空間演出デザインコース
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