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情報デザインコース 竹花 ちよ【コース奨励賞】

ちいさなたんぼは きれいがいっぱい
田んぼの豊かな世界へようこそ!

絵本/W190mm×H230mm /32ページ /無線綴じ/パステル、色鉛筆

この絵本では、春から秋までの稲作の過程やその風景とともに、田んぼに集う生き物たちの姿や、一期一会の出会いを描いています。
田んぼは多様な生物たちの「命のゆりかご」であり、それを支えているのは人の手です。
毎年稲作が行われることで、自然との調和が保たれていることを伝えたいと思い、
私自身の10年ほどの稲作体験をもとに描きました。
露のきらめき、稲の香り、虫の声、新米おにぎりの味わいなど、五感で楽しめる田んぼの魅力も詰めこんでいます。
現在、近隣の田んぼでは、高齢化や後継者不足により、耕作放棄地が年々増え、里山の田園地帯を守ることが難しくなっています。
自然と人、多様な生物が共生する田んぼの豊かさや、季節ごとに変化する美しい姿を未来に残したいという思いから、この絵本を制作しました。
この絵本を通じて、田んぼの魅力や生命の豊かさを再発見していただけたら幸いです。

表紙・裏表紙:夏から秋へ、稲穂の風景。(W485mmXH230mm)見返し付き
扉:稲の葉には、空を映した青い雫と赤いナナホシテントウがいて。

風が止むと春の田んぼは水鏡。
畦に草花、田にはカエルやアメンボ。田植えを待つばかりの命の芽吹く風景。

田植えと水面。
水に守られ根付いていく早苗の生命力。

朝露。
稲が放つ露がプリズムのように光輝く世界。

田んぼは命のゆりかご。
稲の成長とともに多様な生態系が育まれる豊かな世界。

夏の田んぼ。稲の出穂、開花、受粉による実りへの序章。
田の守護神。「龍神様のお通り」を思わせる風音と波打つ稲穂。

カエルが乗れるほどに穂は実り、イナゴは命を次世代へ。畦を彩るアザミやニラの花。
黄金色の稲穂が風に揺れる秋の田んぼ。

稲刈りとはぜ掛け。収穫時期の到来。畦に咲くイヌダテや水路の脇に咲くミゾソバの花。
(はぜ掛け:天日と風で自然乾燥させ、旨みや保存性を高める伝統の知恵)

脱穀。収穫の達成感と安堵感。手伝いながら自然と遊ぶ子どもたち。
新米の味わい。香り、もちもちの食感、甘い風味、米粒の輝きが食卓に届く喜び。
奥付け:おにぎりを囲む笑顔と食の絆。

竹花 ちよ【コース奨励賞】

情報デザインコース

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