空間演出デザインコース 赤松 祐季
ネムリズム(NEMURHYTHM)
睡眠は健康を保つ大切な要素です。しかし、『睡眠の質』に対して問題を抱えている現代人は多くいます。睡眠不足が蓄積されることを『睡眠負債』と言い、生活習慣病、不安症などの精神疾患の発症リスクが高くなります。睡眠時間が短くても『質』の良い睡眠ができれば『睡眠負債』の蓄積は少なくできます。本作品は、睡眠に対して何かしら悩みを持っている人へ質の良い睡眠をとって健やかな心と身体を作ってもらいたいという想いから取り組みました。
睡眠の質改善には、様々な要素があります。今回は 「メラトニン」と「1/f ゆらぎ」という2つのキーワードに着目しました。メラトニンは、光を感知すると減少し、夜間に暗くなると急速に増加し、睡眠を誘発する作用があります。「1/f ゆらぎ」は、五感を通して外界から感知すると、人の生体リズムと共鳴し、自律神経が整えられ、 精神が安定し、 活力が湧くと言われています。
この2つは、光に関連し、視覚と関連性が深いです。就寝前の行動を振り返ると、現代人は、布団に入りながらスマホで動画鑑賞やネットサーフィンなど就寝直前まで光刺激を受ける行動をしています。就寝前にスマホを見ると脳が活性化されます。また、デバイスに含まれるブルーライトの光には、覚醒作用があります。就寝前はリラックス状態が好ましいため、質の良い睡眠を目指す場合、就寝前のスマホ操作は避けるべきです。
しかし、これだけデバイス機器が普及した現代では、デバイスと離れるのは困難です。そこで就寝前は、本作品を用いてデバイスから距離をおき、脳をリラックスさせ、質の良い睡眠ができるルーティンをユーザーに作ってもらいたいと考えました。
ネムリズムは、就寝 1 時間前からの入眠準備とし、スマホがないと成り立たないかつ、1/F ゆらぎでリラックスできる空間が作れるプロダクトをコンセプトに製作しました。スマホアプリを使用することで、スマホをプロダクトへ置くことに必然性を持たせました。また、スマホは必ず充電が必要です。就寝前の充電のために置くようにすることで習慣化を目指します。 スマホから離れるだけでは、身体は就寝前の良い状態になりません。そこで、スマホから離れた後は就寝までの時間を 1/f ゆらぎを視覚から感じる空間で自分のすきなことをして過ごし、睡眠に良い状態へ持っていきます。
ネムリズムのデザインは火をモチーフとして、取手は火灯窓をイメージして作りました。
1/fゆらぎの光を再現するアプリを立ち上げ、スマホを規定の位置にセットします。セードを被せたら準備完了です。部屋の灯りを暗くしましょう。充電もできるようになっています。
点灯したら入眠準備を始めましょう。自分がリラックスできる行動を取り、それをルーティンにしましょう。
例えば、瞑想をしながら今日の悩みや考え事を手放し頭をリセットさせましょう。
ヨガをすることもおすすめです。
ストレッチをしながら今日疲れた身体をリセットさせることもおすすめです。
アプリのタイマー機能を使って自動消灯ができます。消灯前にベッドに入って寝る準備をしましょう。
日中はインテリアとしても使用できます。
赤松 祐季
空間演出デザインコース
このコースのその他作品