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空間演出デザインコース 横田 貴子

PPK HOUSE 2050 ーとあるおひとりさまのための終のすみかー

誰しもに必ず死は訪れる。それがいつなのかはわからない。
「人生は選択の連続だ」といわれる。 自分がこれから何をどう選択するかで、人生は大きく変わるのだろう。

自分の終わりを思い描く。どう生きれば人生を存分に謳歌できるだろうか。
つつましくも穏やかに健やかに自立して暮らし、今際の際まで誰かや何かの役に立つことができれば、これ以上幸せなことはないのではないだろうか。

五感で心地よい空間演出デザインの探究は、私のライフワークである。
卒業は人生においてひとつの区切りであり、新しいスタートでもある。
これまでの学びの集大成である卒業制作で、私の理想の「終のすみか」をかたちにしたい考えた。

「PPK HOUSE」は、おひとりさまが人生を謳歌するための終のすみか。
PPK(ピンピンコロリ)つまりは「寿命=健康寿命」。
健康とは、心もからだも、社会的にも満たされた状態のこと。
健康寿命の長い人は、身体の機能に弱点が少なく、バランスよく老化しているという。
それを「ウェルエイジング」という。
ウェルエイジングとなりうるさまざまなエビデンスを収集、ぎゅっと詰め込んで心地よい空間に仕立てる。空間演出デザインでPPKへと導く。

人生100年、超高齢社会、多様性時代に私たちは生きている。
人生の100年の物語は、70歳からがクライマックス。
何歳からでも、自分が生きたいように人生にデザインしていくことが大切なのではないだろうか。

人生100年と言われるが、将来に対する漠然とした不安を抱く。 超高齢社会において、心身的にも経済的にも自立し生きることは、社会にとっても自分自身にとってもWIN-WINなのではないだろうか。 多様性が認められる時代だからこそ、どう生きれば人生を謳歌できるか、人生を自分でデザインすることが大切であると考える。

自分自身の終わりを思い描いてみる。 死を想うことは、自分自身がどう生きていきたいかを想うことである。 つつましくも穏やかに健やかに自立して暮らし、今際の際まで誰かや何かの役に立つことができれば、これ以上幸せなことはないのではないだろうか。

PPK(ピンピンコロリ)つまりは「寿命=健康寿命」。 健康とは、心もからだも、社会的にも満たされた状態のこと。 健康寿命の長い人は、ウェルエイジングといい、身体の機能に弱点が少なく、バランスよく老化している。 そこで、ウェルエイジングとなりうるさまざまなエビデンスを収集、ぎゅっと詰め込んで心地よい空間に仕立てる。空間演出デザインでPPKへと導く。

PPK HOUSE外観模型(1/30…646×472×237mm)

海と山、田んぼに囲まれたのどかで自然豊かなふるさとに建てる。 焼杉の外壁は耐久性・断熱性に優れた自然素材。ダークで落ち着いた風合いは、田舎の美しい景色に調和、経年変化により風合いが増していく。 PPK HOUSEもウェルエイジング!

PPK HOUSE各種図面(1/100)。 2050 年はカーボンニュートラル目標達成の年。PPK HOUSE も目指したい。バリアフリーとスマートハウスで快適に。 ラーメン構造の木造SE 構法、スケルトン・インフィルで大きな開口・レイアウト自由。 グランドピアノのかたちは遊び心。PPK の後、 音楽を愛する誰かがリノベーションして大切に暮らしてくれたら、という願いも込めて。

PPK HOUSE内観模型(1/30)

自然光、杉の床、ヒノキの造作収納、メープルのテーブル・机、ブナの椅子。無垢の白木と空間ごと異なるメインカラー。明るく、いろどり豊か、針葉樹の芳香が心地よい内部空間。

毎朝、畑仕事で汗を流し、採れたての野菜を庭を眺めながら料理して、おいしくいただく。 やりがいある空間演出デザインの仕事に、趣味の絵やピアノをマイペースで楽しむ。お風呂で1日の疲れを癒し、瞑想で深いリラックス、「今日も1日最高だった」と眠りにつく。 取り立てて言うほどのことでもないけれど、つつましくものびのび満ち足りた毎日を送ることが、ウェルエイジングの秘訣なのではないだろうか。

PPK HOUSEコンセプトブック(182×182mm)。 人生を謳歌したいおひとりさまのための終のすみかとして、PPK HOUSEをブランディング。 可愛くてときめく、小さすぎず大きすぎないほどよいサイズ感、思わず手に取りたくなるようにB5変形の正方形とした。 「コテ空間デザイン研究所」は今は架空のデザイン事務所であるが、将来ひとり所長兼デザイナーとして立ち上げたいと考えている。

横田 貴子

空間演出デザインコース

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