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空間演出デザインコース 荻田 果林

「終活旅」グッズ:トランク(W340×D258×H110)、パスワードノート、100年アルバムvol.1、書類フォルダー、リスト、チケット、旅の手帳 素材:ボール紙、綿布 ( 帆布、ローン )、紙、牛革、金具


〈作品タイトル〉
「終活旅」

〈研究テーマ〉
未来の豊かな時間のための「終活」グッズの提案

〈コンセプト〉
残りの人生 = 旅。
「終活」= 楽しい旅の準備。

〈ステートメント〉
本作品を通して、「終活」を楽しく身近なものに感じてもらい、「終活」がその人なりの豊かな未来の時間をデザインすることにつながることを目指します。 また、超高齢社会における諸問題に、直接もしくは間接的に働きかけたいと考えています。

〈背景〉
最近、親のマイナンバーカード申請や加入保険のオンライン化に伴う登録作業の手伝いをしたことがきっかけで、家族のパスワードを小さなノートに記録しました。「終活」に興味を持っていたものの、メディアで見聞きする相続や財産整理等についての情報は、専門的で難しい印象がありました。

「終活」について調べていくと、多くの人が興味を持つ一方で、なかなか手をつけられない人も多いことがわかってきました。とはいえ、誰にでも訪れる人生の終わりの時期についてのあれこれを、もやもやした気持ちのまま放っておいていいのだろうか。人生の終わりの時期とはいえ、それは日常生活の延長であり、できるだけ心地よく過ごしていくためにも「終活」は大事なのではないか、と考えはじめました。

こうした想いから、卒業研究では「終活」に興味がある人が手をつけにくい要因について深堀りし、どうしたら楽しく「終活」に取り掛かれるかについて探求していきました。

制作したガイドブックとグッズはトランクに収納できます。手製本やカルトナージュの技法を参考に手作りしました。 〈主な使用素材〉ボール紙、綿布 ( 帆布、ローン )、紙、牛革、金具

「終活旅」の特徴は、「終活」を「旅」や「旅の準備」と捉えることで、少しでも気軽に楽しい気持ちで取り組めるよう工夫している点です。路線図は、「終活旅」 ガイドブックの主な目次です。ガイドブックでは、旅にまつわる項目と「終活」内容がリンクし、それぞれに関連する「終活旅」グッズの使い方も紹介しています。

自身のこれまでを振り返ったり思い出を残しながら、残りの人生の過ごし方をデザインするための「終活旅」グッズ。長く使える手帳やアルバムの他、更新しやすいリストやチケットなどを制作しました。

「終活旅」ガイドブックやグッズは、家族と一緒に「終活」について話をするきっかけにもなります。

荻田 果林

空間演出デザインコース

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