本文へ移動

ポプラ

日本画コース 齋藤 のぞみ

162.0 × 112.0 cm
岩絵具、水干絵具、膠、墨、雲肌麻紙

札幌市円山公園内の風景を描いた。いつもの散歩コース上の景色である。描いた樹木は、6本のポプラ(イタリアヤマナラシ、西洋箱柳 明治42年に植樹、樹齢約120年)、中景中央のエルム(ハルニレ)、その他エゾヤマザクラ・アカマツ・シロヤナギなどである。遠景は円山のおおらかな稜線である。愛着のあるポプラを中心にその場の気持ちの良い光景を描きとめたいと思った。
写生は5月・6月・7月に実施した。ゆっくり時間をかけて眺め、描いてみた。定点観測のように写生をしている間、5月下旬に、オシドリがこのポプラの地上約20mの樹祠、2か所に巣を作り、メスのオシドリが抱卵していることを知ったり、 6月上旬、ポプラの高い枝から白い綿毛の種子が風に乗って舞い上がり、雪のように積もる「柳絮」という光景に出会えたり、7月には一気に輝く新緑になるうつろいを堪能することができたりと楽しんで取り組めた。
風にゆらぐポプラの葉の奏でる音や若葉の香り、清々しい空気感など、絵の中にいるような没入感を味わっていただけますと幸いです。

齋藤 のぞみ

日本画コース

このコースのその他作品