浮遊する光
知覚のゆらぎ
写真コース 佐藤 昭彦
Photo Rag Baryta(Hahnemühle)
1300mm×1000mm
パネル加工
本作品は、日常的に消費され見過ごされている都市の夜の光を、写真とデジタル加工というプロセスを通じて捉え直す試みである。
ここに現れる光は、二つの側面を持つ。一つは、デジタル上で再構成され、漆黒を浮遊する有機的な「発光体」としての姿。もう一つは、具体的な情報が削ぎ落とされ、溶け出した「エネルギーの軌跡」として立ち現れる抽象的な姿である。
漆黒の中で浮遊する光は、決してゼロから「生成」されたものではない。しかし、あたかも自己生成を繰り返す生命体のように振る舞い、私たちの認識に揺らぎをもたらす。本作は、「一秒」という時間の裂け目に生じる感覚を通し、現実の光が内包する性質と、知覚の在り方そのものを問いかける。
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