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ONOMATOLAB(オノマトラボ)

Onomatopoeia learning tool for non-native Japanese speakers

グラフィックデザインコース 佐藤 友明

■動画2本(8'04"、2'51")
 https://x.gd/7raC1
 https://x.gd/ad500
■ウェブサイト
 https://x.gd/U2VIZ
■展示物各種

日本において今ほど外国人との共生のあり方が問われている時代はないでしょう。総人口の3.2%、被雇用者に限れば実に4.1%を外国人が占めています。業種によっては働く人の12人に1人が外国人なのです。もはや、様々な社会インフラは外国人なしには成り立たなくなりつつあると言っても過言ではない状況です。

外国から日本に来て働いている人にとって、言葉の壁が最大の障壁であることは想像に難くありません。その中でもオノマトペが難題として立ちはだかっていることをご存知ですか?日本語環境で生まれ育っていない人にとって、オノマトペは意味のわからない音の羅列、呪文のように聞こえるようです。筆者が実施したアンケート結果によれば、日本に暮らす外国人の90%以上が日常会話でオノマトペを耳にする一方、約65%がオノマトペの意味を理解するのは難しいと感じており、約44%はオノマトペの意味が分からず困った経験があります。

日本語には4,000〜5,000語ものオノマトペが存在しており、世界中の言語の中でもオノマトペが多い言語として知られています。日本語では特に、微妙なニュアンスや感情を、相手を傷つけることなく上手に伝える場面などでオノマトペが多く使われます。そのようなオノマトペを外国人が実は理解出来ていなかったとするとどうでしょう?伝えたつもりが伝わっていない、すれ違いの状況が知らないうちに起きていたかも知れません。

また、オノマトペは日本の文化や自然観と密接に繋がっており、日本語の豊かな表現力と魅力の源でもあります。外国人にオノマトペを理解してもらうことで、コミュニケーションが深まり相互理解が進むことが期待できます。

オノマトペの難しさは、言葉で解説してもその本質を正確に伝えることが困難な、感覚的なものであるという点にあります。そこで日本語の初学者にも分かるように、言葉ではなく感覚で「オノマトペが表象するもの」そのものを捉えられるツールを開発しました。加えて、単調な語学学習に留まらないよう、既に様々な社会経験を経て来日している外国人がクスッと笑える、ニヤッと出来るような標本の「解説」を読み物として準備しました。

深遠なオノマトペの世界の一端に触れて楽しんでいただければ幸いです。

データ出典:総務省「人口推計」(2025年12月報)、「労働力調査」(2025年12月分)、厚生労働書「外国人雇用状況」(2025年10月末時点)
アンケートは2025年6月実施、回答者は日本に居住中または居住経験のある外国人32名

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ウェブサイト「オノマトペの標本」選択ページ

「オノマトペの標本」の例

言葉による説明なしに、身近なシーンやものだけでオノマトペを直感的に理解することを目指しました(音声あり、8分05秒)。

オノマトペの種類や成り立ちなどを解説している動画です(音声あり、2分52秒)。

動画の短縮バージョンです(音声あり、1分30秒)。

佐藤 友明

グラフィックデザインコース

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