グラフィックデザインコース 小池 佑宇
LAYER
物語構造における""時間軸のレイヤー""としての流動性を表現
オブジェ(レイヤーグラフィック)/W210×H297mm 4点
パッケージ/W210×H50mm 1点
チラシ/W297×H210mm 4点
この作品は「レイヤーの流動性」という自身の気づきを、形として表現を残したいと思い制作しました。
まず、自身の興味関心が“多層的”であることに着目しました。
多層的な作品を調査し、その魅力を考えた結果、物語の中の出来事は「時間軸のレイヤー」として重なり合い、流動性を持つ点に魅力があると結論づけました。
作品の中には「future」「present」「past」と左側、真ん中、右側に別れ、レイヤーのように複数のセピア色の紙やPCのウィンドウで成り立っています。
それら一枚一枚、時間が経過するごとに日めくりカレンダーのように新しくなり、未来が過去になり、左側から右側に移動していきます。
「タイムトラベル」「パラレルワールド」「ループ」など、一方通行ではなく可逆的な要素を表現するために横断歩道と道路をモチーフに採用しました。
また、文字の配置や色使いは過去・現在・未来を視覚的に表現しつつ、レイヤーの時間軸での移動や消失を大きはハンドやハサミ、マウスポインターでわかりやすく伝える工夫を施しました。
アクリル板の透明性を活かし、重ね合わせることで新しいイメージが浮かび上がる視覚効果が特徴です。観る角度や位置によって異なるイメージや物語が現れ、時間や記憶の多層性を体験できる設計になっています。特に鏡などで「隠された要素を見つける」という仕掛けを取り入れることで、観客の発見や驚きが楽しめる作品に仕上げています。
小池 佑宇
グラフィックデザインコース
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