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満月の夜

陶芸コース 井上 朝子 (yagino7)

同窓会賞

70㎝×10㎝×50㎝
白土、赤土、磁器土、黒御影土、栗茶土/土灰釉/色化粧土、下絵の具、上絵の具、AMAKOpc-9

人々の笑い声と、タレの焦げる香ばしい煙が漂う夜更けのこの街は、ある満月の晩不思議な沈黙に覆われる。
夜空の奥の綻びが音もなく開き、殺生石より解き放たれた九尾の狐に導かれ、さまざまなものが街へと降り立つ。
工場地帯では物怪が煙突や鉄塔の間を漂い、夜景は夢とも幻ともつかぬ姿へと変わっていく。
そんな中、酒を酌み交わす魔物とおとこがいる。
天鷹の大吟醸を味わう棟梁と冷えたビールで喉を鳴らす青鬼。
それを静かに見守るもの。
ある満月の晩、世界はそっと裏返る。
どこか懐かしい幻想の夜。

※実在の地域をモチーフに、デフォルメして制作しました。

井上 朝子 yagino7

陶芸コース

CONTACT

「つくる」ことが好きで、種から育てた瓢箪でランプを作ったり、庭で野菜や果樹を育てたりしています。

素材に触れ、手を動かす時間は、日々の生活の中で自分と向き合う大切なひとときです。

多くの時間を過ごす庭は、私にとって特別な場所です。
その空間に、少しの遊び心を添えられるような陶器を作りたいと思い、大学に入学しました。

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