日本画コース 小梁川 貴子
山魅
117×182㎝
紙本、岩絵具
岳樺は決っして美しい木とは言えない。うねって広がる枝を見ても分かるように、吹き荒ぶ風や雪の重みを身体に刻印しながら立っている。厳冬を越して春になると老齢な岳樺の枝には隅々まで柔らかな新芽が吹いていた。静かに佇む姿は祈りにも近い荘厳な趣さえも漂わせていた。それは懸命に生きる人の姿と重なり、堪らなくいとおしさが込み上げてきた。
小梁川 貴子
日本画コース
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