写真コース 椎屋 淳伸
デジタル/インクジェットプリント
うつろ うつつ
私は自宅から半径3km以内において目にした日常的なモチーフを写真に収め、作品にしています。
雑多なものを多々撮っていますが、なぜその対象を撮りたかったのか自分でもうまく説明できないものが多く、そのことが不思議で何度も自問自答してきました。その答えはまだ判然としませんが、おぼろげながら「私は"在る"ものを撮っているが、シャッターを切る衝動のいくらかは対象がいつかなくなるので撮っておかなければ、というぼんやりした感覚がある」ということに気づきました。いわば未来における喪失感をいくばくか先取りしながら撮っているといえます。私は対象をいとおしいと思い、不在の幻想を脳裏に描きながら撮っているのです。
椎屋 淳伸
写真コース
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