演技・演出コース

Directing and Acting Course

演劇は生きている芸術。観客に全身で語る表現者になる。

 豊かな想像力と表現力を身につけ、「虚構の人間の人生を演じる」ことの本質を追究し、舞台や映像メディアで自在に表現できる俳優を育成します。学内の劇場での公演活動と並行して、授業では俳優としての身心を養う体系的なトレーニングや、古典から現代演劇まで多様なスタイルを身につける演技・演出実習の他、俳優の素養としてダンスや身体表現を学びます。また、多くの制作スタッフが協働する舞台運営において、リーダーシップを発揮し、独創的な世界観を表現する演出家を育成します。本格的な劇場を学びの場に、演技・演出の可能性を多面的に学び、個の持つ能力や感性を共演者やスタッフとの協働の中で最大限に発揮できる表現者を育てます。

学べる分野

演技・演出コースで学べる分野

多面的な角度からの演技・演出

シェイクスピアをはじめとする古典から現代演劇の潮流まで幅広く学び、表現の枠にとらわれない柔軟な思考と表現力を育みます。また、舞台芸能史や舞台演劇論などから演劇にまつわる知識を理論的に吸収します。

演技・演出コースで学べる分野

コミュニケーション力

舞台デザインコースとの学科合同授業で、舞台運営を総合的に体験します。多くのスタッフが協働する中で必要となるコミュニケーション力と、自身の意図を的確に伝えるプレゼンテーション力を育みます。

演技・演出コースで学べる分野

世界の演劇・舞台

本学科では、世界の演劇界・映画界で活躍する豪華な講師陣を海外から招き、特別授業やワークショップを随時開催しています。言葉の壁を乗り越え、トップランナーの感性と表現力を存分に吸収しましょう。

NEWS&TOPICS

上賀茂神社式年遷宮奉納劇に出演

宮本亜門演出による上賀茂神社式年遷宮奉納劇「降臨」に、演技・演出コースの12名の学生が出演。プロの舞台現場の空気を体感する得がたい機会となりました。

世界的演技コーチが来日

舞台芸術研究センターが主催したワークショップを世界的演技コーチのトニー・ナイト氏が指導。ケイト・ブランシェットをはじめ、多くの名優を育てた氏の指導を受けました。

ハリウッドの小道具作家が来日

ハリウッド映画などの小道具製作で活躍するキャロライン・ガードナー氏が「専門英語」の授業を担当。学生はイタリアのマスカレードの仮面のつくり方を英語で学びました。

『繻子の靴』実験的研究に参加

渡邊守章演出による「『繻子の靴』上演のための実験的研究」(主催:共同利用・共同研究拠点 舞台芸術研究センター)に、プロの俳優や卒業生と共に4年生が参加。

舞台「PORTAL」に在学生が出演

劇団「維新派」を率いる演出家・松本雄吉氏による舞台「PORTAL」に、3年生が出演しました。テレビドラマやCMでもおなじみの俳優・山中崇さんとの共演を果たしました。

「新国立劇場演劇研究所」に合格

日本トップクラスの俳優養成機関「新国立劇場演劇研究所」に4年生2名が合格。演技・演出コースで培ってきた表現力を存分に発揮し、新たな道へと進みます。

カリキュラム

1
年生

俳優・演出家として必要な基礎技術と教養を習得する

演技・演出に関する技術や心身をつくるトレーニングを通じて演劇の基礎をしっかりと習得します。伝統芸能やダンスなどの演習は、表現者としての表現の幅を広げ、今後の学びにおける基礎的な技術・教養になります。

PICK UP! 授業

舞台基礎演習Ⅰ/Ⅱ

演技に必要な役づくりに加え、呼吸・発声・発音法、身体表現などを学びます。戯曲の読み方や解釈についても理論的に学習し、広範に渡る俳優の表現手法への理解を深めます。

伝統芸能演習Ⅰ/Ⅱ(能)

能の歴史や作品、衣装などの知識を学ぶ概論と、舞や謡などの実技を習得する演習を同時進行で行います。伝統芸能における知恵の集積から、豊かな表現方法を吸収します。

2
年生

舞台制作の現場からより高い表現力を

積み重ねてきたトレーニングをさらに発展させると共に、俳優・演出家として実践的な技術を習得します。発表公演の実施に向けて、プロの演出家の指導のもと、実際の舞台制作のプロセスを体感し、表現力を高めます。

PICK UP! 授業

総合演習Ⅲ/Ⅳ(ダンス発表公演)

[studio21]での発表公演を目標に、ダンスの基礎から応用表現まで学びます。言葉を使わずにメッセージを伝える身体表現は、俳優や演出家にとっても重要な要素です。

総合演習Ⅰ/Ⅱ(演劇発表公演)

プロの演出家の指導のもと、実際の舞台制作と同様に「稽古」「劇場リハーサル」「本番」のプロセスを経て、俳優・演出家として、学内の劇場[studio21]での発表公演にのぞみます。

3
年生

大劇場での演劇公演を通じ、自由で柔軟な発想を獲得

大劇場[春秋座]での本格的な演劇公演を実施。舞台デザインコースの学生と協働しながら舞台をつくりあげる体験は演技・演出において多くの学びをもたらします。基礎から応用へ転じ、自由で柔軟な発想を育みます。

PICK UP! 授業

総合演習Ⅸ(ダンス発表公演)

舞台は必ずしも劇場ではありません。過去には京都を一望する瓜生山の頂上での野外公演も実施。演目における目的や必然性に応じて、自由で柔軟な発想と心身を得ることが目的です。

総合演習Ⅴ/Ⅵ(演劇発表公演)

[春秋座]での発表公演。プロが使用する舞台設備の中、音響や照明などを担当する舞台デザインコースの学生と協働して作品を創作

4
年生

舞台のすべてを運営し、自信をもってプロの道へ

学科合同でつくりあげる卒業制作公演の準備を1年間かけて行います。教員はアドバイザーとしてサポートに徹し、舞台に必要なすべてを学生たちで担当します。プロフェッショナルとしての最初の一歩を歩み出します。

PICK UP! 授業

卒業研究(個人研究)

戯曲や舞台芸術に関する研究論文を執筆することで4年間の集大成とすることも可能。演劇論や演技法などを総括し、自身の疑問や問題意識から発した研究テーマを深く掘り下げます。

卒業研究(発表公演)

卒業制作公演では、企画から演目、演出、劇場選択にいたるまですべて学生たちで運営します。舞台デザインコースの学生と協働し、文字通りゼロから舞台をつくりあげます。

STUDENT'S VOICE

学んでいるすべてのことが演技につながることを実感。

小学生の頃から舞台演劇をしていたので、継続して学ぼうと入学しました。コースや学科に壁がなく、舞台以外のことも学べるのが魅力で、心理学の授業を受けたり、友人の自主公演に出演したりと、コース内に限らず様々なことを学んでいます。実は演技の根本とつながっていた、という発見は、他の大学にいたら気づけずにいたかもしれません。1、2年生で身につけたことを武器に、専門性を高めていくのが今後の目標です。

3年生荻原 萌子さん

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