映画学科

一回生の技術レクチャーが行われました。

 今年4月に入学した一回生の皆が取り組む、映画づくりの基礎を学ぶために重要な総合カリキュラム「基礎IX(きそきゅーと読みます。)」の授業風景を紹介します。

 

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 毎週水曜日に行われているこの授業では4月から7月までの期間、映画制作の、「脚本の探求・制作準備・撮影」までを4ヶ月をかけて、学びます。

今週14日はいよいよ、撮影・照明・録音・美術の各パートの基本的な考え方や道具の使い方を学びました。

 一回生の皆さんは入学して初めて、映画の機材に触れる一日となりました。

 

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 撮影と照明を学ぶ授業は、今年から専任教員となった鈴木一博先生と、客員教授の栢野直樹先生のお二人で進められました。撮影する上で一番大事なのは撮る人間の「想い」であるという言葉がホワイトボードに書かれ、機材の扱いについて話が進められました。

 

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 午後には、みんなが外に出て、カメラで被写体を実際に撮ってみました。初めて撮影カメラを手にする学生のみなさんは、ひとつひとつの指示を熱心に聴いていました。

 

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  録音を学ぶ、客員教授の中山隆匡先生の授業では、マイクとミキサーとレコーダーの扱いについて学びました。

 

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 長いマイクの竿をどのように持つか?意外に簡単そうに見えるこの作業が重かったり、コツが必要だったり、音をどのように指向性マイクが拾うのかを実際にヘッドフォンで聴いたり、学生にとっての奥の深い音の世界に初めて触れる時間でした。

 「映画」は「画を映す」と書きますが、それは同時に、「音を響かせる」音響の世界でもあるのです。

 

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 美術を学ぶ、嵩村裕司先生の授業では、脚本に書かれた場面を美術はどのように考えて具体化するか?のレクチャーから、各種の道具の安全な取り扱いについてを学びました。

 

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 嵩村先生が丁寧に、美術の考え方と創意工夫の持ち方についてを話し、学生のみなさんは、実際に道具を手にして部材を切る、繋げるという作業に集中します。

 

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 「基礎IX」の授業では、これから7月の土日の二日間をかけて、この高原校舎内で各クラスが短編映画のシナリオをもとに撮影を行います!

製作コース・俳優コースが一緒になって行う初めての共同作業になります。

 

 一回生の皆さんが、この授業で何を感じ取り、今後の映画の探求に結びつけて行くかが、とてもとても楽しみです!

 

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