2024授業カイゼン(春)

[研修の概要]

開催日時:2024年3月21日(木)16時30分~18時00分 (90分)
開催場所 智勇館4階 BR41~43教室
参加者数 教員26名 学生40名 計66名

[研修内容]

テーマに基づいたグループディスカッション形式
ディスカッションテーマ:
1. 授業レベル(難易度)について
2. 授業外学修について
3. シラバスについて
4. 授業手法・運営
5. 有意義な授業とは?

「授業カイゼン研修(春)」は、今回で4度目の開催となりました。研修の冒頭では、八木先生より、参加者の意見がどのように活用されるかについての説明がありました。
研修の内容は従来通り、テーマに基づいたグループディスカッション形式で行われ、ディスカッションは、教員、学生、および書記を務める職員が混在した9つのグループに分かれ45分間行われました。ディスカッションテーマは、授業改善アンケートの項目改訂に伴い見直された「授業カイゼン研修(秋)」と同じ、上記5つが設定されました。

学生、教員とも「授業カイゼン研修(秋)」で話し合ったテーマとは別のテーマが与えられ、ディスカッションしました。「シラバスについての学生の視点と教員の視点、改善に関する意見交換」「授業外学修の捉え方やレベルについて」「授業内でのコミュニケーションやフィードバックについて」など、シラバスの改善や授業内容の見直し、学生とのコミュニケーション強化など、教育環境の向上に向けた取り組みについて、活発に意見交換がなされました。

最後のグループごとの発表は、全チーム学生によって行われ、教員の意見と学生の意見、現状と今後の改善についてが端的にまとめられていました。各チームが提示した意見が活発であったことが伺え、その積極的な姿勢が印象に残りました。
学生の研修前の期待度は、82%が「とても期待していた」「やや期待していた」とアンケートに答えており、「以前参加した際も、他学科のいろんな意見を聞けて面白かったから」「学生の意見を伝えることで、改善する可能性があるから」「先生方と直にシラバスや授業時間などについて話せる機会はそうそうないから」といった意見があり、秋・春と連続して参加することで、学生の意識も高まっていることが伺えました。

[研修の感想]

以下のような充実した声が多く寄せられました。

学生からの声(※参加者アンケートより)
  • 皆さんフレンドリーですごく積極的に話してくださって意見を出しやすかった。噛み砕いて聞いてくださって、意見も貰えたので理解しやすかったし納得できるディスカッションができた。
  • 教員の方も含めて改めて改善したい点について議論を交わせるのは貴重な機会であり有意義な時間だった。
  • 期待していなかった分、他分野の方や先生方との交流はとても楽しめた。
  • なかなかみんなと普段話さない内容だったので楽しかった。
  • 授業外学修について普段から何をすればいいのか悩んでいたが、話し合ったことで自分も自分なりの授業外学習をしていると気づけた。
  • 思っていたより参加学生が多くて、めっちゃいい大学やん!!って思いました。正直10人いくかいかないかくらいだと思ってました。学生の意欲ナメてた。このような場は本当にありがたいです!!!
教員からの声(※参加者アンケートより)
  • 思った以上に学生の率直な意見、また普段授業を受ける際の学生の視点を聞くことができた。
  • やはり教員と学生では認識が違っている事が多く、そのギャップを埋めるためにはとても良い時間であった。
  • 学生が細やかに意見を述べてくれていた。また視点が鋭かった。
  • コースを超えて意見交換をできたので、大変参考になった。
  • テーマ別のディスカッションはとてもよい。テーマの選び方が重要。回を重ねるごとにより具体的なテーマにしても良い。

今回の「授業カイゼン研修(春)」は、学生と教員の積極的な意見交換を通じて、教育環境の向上に向けた貴重な機会となりました。参加者から寄せられた意見や提案は、シラバスの改善や授業内容の見直し、学生とのコミュニケーション強化など、具体的なアクションプランの策定に役立つものでした。次回の「授業カイゼン研修(秋)」では、今回の意見や提案を踏まえてより具体的なテーマや議題を設定し、参加者がより活発に意見交換できる環境を提供したいと考えます。また、今回の研修で得られた意見は、各学科・センターと共有され、授業やカリキュラムの改善に活かされることで、より良い教育環境の構築に向けて一歩前進することが期待されます。皆さんの貴重な意見に感謝し、今後も継続的な開催実施と改善に努めます。

[次回開催情報]

次回開催の「授業カイゼン研修」は2024年9月19日(木)10時00分~17時00分を予定しています。「もっと話をしたかった」という意見もいただき、これまでよりも時間を拡張し、皆さんが活発に意見交換できる場として実施します。学生の参加は教員からの推薦に加え、公募もいたします。近日中にご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。