教職課程について

※こども芸術学科幼稚園教諭免許状については、こども芸術学科の該当ページを見ること

教職課程の受講にあたって

教職課程は、「教育職員免許状(教員免許状)」を取得するための課程です。
教員免許状取得のためには、各学科の卒業に必要な単位に加え、免許状取得のために履修しなければならない科目が数多くあります。受講にあたっては、別途手続きや費用が必要になりますので、下記の事項をよく読み、理解をした上で1年次から計画的に履修してください。履修の仕方を間違ったり、各年次で修得が義務づけられている科目を修得できなかった場合には免許状の取得は難しくなりますので、十分注意してください。
また、年数回行う学年別ガイダンスには、必ず出席してください。無断欠席の場合は、教職受講資格を取り消す場合があります。連絡事項は掲示にて行いますので、教職課程掲示板(人間館4階芸術教育資格支援センター付近に設置)を常に確認してください。掲示板の見落としにより不都合が生じた場合も受講生自身の責任となります。

教育目標(育成する人材像)

教員として必要な資質能力、すなわち、教員としての使命感や責任感、教育的愛情等をもって、学級や教科を担任しつつ、教科指導、生徒指導等の職務を実践できる資質能力を有する人材を育成する。

修得する能力

探求力 教員の職務に結びついた基礎的な知識と技術を習得するとともに、それぞれの専門分野においてより掘り下げた考究ができる。
思考力 新たな洞察によって問題解決に導く創造的思考(Creative thinking)と同時に、これとは対照的に、問題の解決にあたって、誤りがないかどうか絶え間ない検証を行う認知的方略である批判的思考(Critical thinking)を行うことができる。
発想・構想力 学習指導、生徒指導について工夫する能力を備えている。
表現力 適切な教材・資料を開発・作成して授業で提示できるとともに、話し方、板書など授業を行う上での基本的な技術を身に付けている。
行動力 教員としての職責や義務の自覚に基づき、目的や状況に応じた適切な言動を取ることができる。
継続力 自己の課題を認識し、その解決に向けて自己研鑽に励むなど、つねに学び続けようとする姿勢を持つ。
コミュニケーション力 生徒と信頼関係を築くことができる。また他の教職員と協力して職務を遂行することができる。保護者や地域の関係者と良好な人間関係を築くことができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

教員として求められる下記4 つの事項について、これらを身につけることを目標とする。

  1. 使命感、責任感、教育的愛情
  2. 社会性、対人関係能力
  3. 生徒理解、学級経営
  4. 教科の指導力

1年次で教師論を履修し、教職の意義や教員の役割、職務内容等に関する知識の修得を通じ、自らの教職への意欲、適性等を見極める機会とする。
2年次で受講登録をし、3年次までに教科や教職に関する専門的な知識や技術を修得する。
4年次ではそれまでの学習を実践の場に移すために中学校あるいは高等学校での教育実習を行う。4年次後期の教職実践演習は、「学びの軌跡の集大成」と位置付け、将来教員になる上で何が課題であるかを自覚し、不足している知識や技術等を補う場とする。これに付随して入学後の履修状況を把握するために各学生の履修カルテを作成する。