
共有カフェスペースのメインとして施された壁画デザイン
2020 / 空間デザイン
学生寮共有カフェスペースの空間デザイン&演出
東急不動産株式会社と株式会社学生情報センターが共同開発した学生寮「キャンパスヴィレッジ」(https://campusvillage.jp/)が、2020年3月に京都市左京区の一乗寺に新たに完成した。
この学生寮では、共用部を充実させることで学生間のコミュニティー形成を促進し新たなライフスタイルを学生に提案する試みがなされている。
その中で本学は、共有カフェスペースへの壁面のデザインと、入居者が参加し親睦を図れる、数回のワークショップを企画/開催を取り組んだ。
共有カフェスペースへの壁画デザインは、情報デザイン学科4年生の石田花鈴さん(イラストレーションコース)のデザインに決定した。
国宝・洛中洛外図を元にしたデザインの絵柄には、今回の舞台である「キャンパスヴィレッジ一乗寺」を中心として京都の名所が描かれており、
さらにはマグネットで写真やメッセージなどを貼付け、掲示板として楽しめる工夫も施されている。
また、本学の岡村暢一郎先生(芸術教養センター センター長と中山 博喜先生(芸術教養センター)が開催したワークショップでは新型コロナウィルス感染拡大も考慮しつつ、直接的なコミュニケーションを図れる企画を考案し、
対面で2回、オンラインで2回を実施した。対面では、参加者それぞれが自分なりの京都を写真に撮る。という内容で、遠方から居住している学生に向けて京都を深堀りするものや、コピー紙をのりやハサミを一切使わずに天井まで組み上げるグループワークを行った。
オンラインでは、自分の部屋で出来ることとして「重力」をテーマにした写真とディスカッションのワークショップを2回に分けて開催した。
このワークショップでは、参加者にカフェスペースの壁画をプリントした手ぬぐいをプレゼントした。

ワークショップで使用する写真を準備中の中山先生とお手伝いの学生達


写真展示の作業中

壁画デザインを手がけた石田花鈴さん(左から3番目)

洛中洛外図を参考に、京都の名所の中に「キャンパスヴィレッジ一乗寺」が描かれています

紙タワーのワークショップではのりもハサミも使用しない為、どんどん崩れて焦る入居学生達

入居者それぞれのグループワークの様子がよくわかります

ワークショップに参加した居住学生達が持つのは壁画がプリントされた手ぬぐい
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