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2023 / グラフィックデザイン、空間デザイン
北野病院ホスピタルアートHAPii+プロジェクト2023
■連携先:公益財団法人 田附興風会 医学研究所 北野病院
■実施:芸術教養センター/リアルワークプロジェクト
■期間:2023年9月~2024年3月
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本学では2021年度より大阪の北野病院にてホスピタルアートを実施している。3年目となる2023年度は、抗がん剤治療をする化学療法センターへの施工を行った。がん治療に向き合う利用者、医療従事者の心の安心に少しでも寄り添えるホスピタルアートを目指した。
「心地よい空間」、「落ち着いた大人向けのデザイン」などの要望を受け、学生たちは視察やプレゼンテーション等を重ね、医療従事者の方と協議しながら、受付や待合室の壁面のデザインを提案、施工した。利用に際し、男女の間違いが見受けられるという意見があったトイレ扉には、サイン的要素のデザインを施した。
共通デザインコンセプトは「余白」。鳥や葉などの自然物をワンポイントに配置し落ち着きのある色調のデザイン設計とした。
また、自然物を抽象的に表現することによって、モチーフと滞在時の苦しみの記憶を結びつけないようにする、という課題も解決された。
がんの治療施設である化学療法センターに通う利用者の方に、治療と薬だけではなく、もう一つの処方箋を届けたいという医療従事者の想いを受けて、協働でこのホスピタルアートの実現に至った。
担当教員:箭内 新一先生(芸術教養センター/教授)、由井 武人、平山 健宣
参加学生:35名
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瓜生通信記事・・・https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/1248