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陶芸コース 井上 高暢

KOHRYU〈蛟龍〉

33cm×52cm×54cm
赤土/胴体部分-ブロンズ釉、眼-レッド釉/酸化/手びねり、タタラ


蛟龍とは永く水中に潜んでいるが、時が来れば雨や雲に乗り、天に昇って龍となる龍の幼生、蛟(みずち)のことであり、また、時運にめぐり会えず、実力を発揮できないでいる英雄や豪傑のたとえとされ、自身の夢へと繋がる道のりの半ばである現状と重ね合わせて名付けた。私が陶芸コースを志望する大きな動機となったのがこの龍を造ることであり、犯罪に手を染めた若者が更生に向け、未経験から恐ろしいほどの短期間で自身の感性だけを頼りに土で造り上げた立派な龍が忘れられず、率直に私も造りたい、越えたいと思ったからだ。在学中に造った最も難度の高い作品であり、傷を負いながらも未来を睨み、時を待つ龍の鼓動を感じて頂きたい。

井上 高暢

陶芸コース

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