
重要文化財「阿国歌舞伎図屏風」模写
67.0×204.0cm
間似合紙/岩絵具、水干絵具、墨、膠、金箔、銀箔、金泥、薫銀泥
屏風
所蔵:京都国立博物館
時代:桃山時代・17世紀
作者:不明(長谷川派との推察あり)
美術・工芸領域 - 日本画分野
野嶋 理恵
日本画の伝統的修行法である「模写」にこだわり学んだ4年(学士2年+修士2年)の集大成に、近代大衆芸能の祖・出雲阿国へのリスペクトから、六曲一隻の金屏風の現状模写に挑んだ。中央の男装の麗人が阿国その人。教科書でも有名な像だが、実は周囲には身分も様々な人々が表情豊かに鮮やかに描かれる。時代のおおらかさを今に伝える風俗画だ。