空間演出デザインコース 相澤 幾美【コース奨励賞】
mimi-cho -食品ロスで食べられる箸をつくる。-
アジアで一番多く食品ロスを出しているといわれている日本。
「もったいない」という素晴らしい言葉があるが、生活に密着しない言葉となってしまったのだろうか。近年、世界的な人口の増加などにより食糧危機が叫ばれているにもかかわらず、食べられるものが捨てられてしまう世の中。
もったいない。
そこで、環境にやさしく、たのしく、簡単にできる食品ロス対策があったらとってもわくわくするのに・・・と真剣に考えました。
製造工程からも家庭からも両方出てしまう食品ロス。なかでもロスをイメージしやすいパンの耳で、身近なものに再加工するのはどうだろう。箸だったらコロコロしながらたのしく作れて、しかも、まるごと食べてしまう。箸に加工することで、食品ロスを削減。
マイ箸、割り箸の代わりとして持ち歩け、食事の最後に箸まで食べられたら一石二鳥、ゴミにもなりません。まさにエコロジー!捨てるはずのものをすくう箸です。
簡単に作れる箸は、食品ロスを創意工夫のわくわく感にかえて、日本の「もったいない」を伝えるものとして考案しました。笑顔の広がる食品ロス対策の一助となれば幸いです。
日本では令和元年度に約570万トンの食品ロスが発生したと推計されています 。 地球温暖化に伴って食料事情悪化の一途をたどると予測されるなか、非常にもったいないことをしているのが現実です。社会の取り組みはもとより個々の意識を高めて行くことが肝要で、コツコツと継続していくことがもっとも重要。大事なのは無理なく続けることで、たのしみながら続けられることだと考察するものです。
『ミミーチョをまるごとたのしめる情報満載の冊子「mimi-cho book」』
ミミーチョへの想いをカタチにした冊子を作成。箸だけでなく、スプーンやピッコロスティックなどミミーチョの仲間も紹介。 また料理とのマリアージュをひとつの流れで感じてもらえるようにコース仕立てにするなど、おいしく、お洒落にたのしめるように工夫を凝らしました。
『ワークショップでミミーチョ作りを体験!』
子供から大人まで、皆さんにご協力をいただき、実際にパンの耳で食べられる箸・ミミーチョを作ってもらうワークショップを開催しました。 出来立ての自作のミミーチョで伊勢うどんを試食。「おいしいね」、「箸を食べるっておもしろいね」と皆さんの笑顔が溢れました。
相澤 幾美【コース奨励賞】
空間演出デザインコース
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