架空のソーシャルゲーム『PROJECT NEON DIVID DIVER(PNDD)』 ビジュアルデザイン
イラストレーションコース 比留間 真琴
魅力的な世界観と美麗なビジュアルで心躍る体験を届けることをコンセプトとした作品。
メインビジュアル、キャラクターデザイン、UI含むホーム画面モックから構成され、ビジュアル面からのゲーム企画提案を用途としており、ビジュアルと物語に深く浸りたいコア層や美麗キャラを推したいミドル層のユーザーを狙うゲーム業界関係者をメインターゲットとしている。
本作品は一枚のイラストとして鑑賞可能なクオリティであることを前提に、鑑賞者の想像力を刺激し、物語的広がりへの期待を生む画期的なデザインを目指した。これは昨今のモバイルゲームの傾向について調べた結果、アプリのダウンロード数は横ばいで推移する一方でアプリ内課金(IAP)収益や使用時間は増加傾向にあるというデータから、新規ユーザーの獲得はさることながら「既存ユーザーに深く関与させる設計」が今後より重要になると考察したためである。硬派でリッチ、更にはSNSでシェアされやすい美麗なイラストや、売上に直結するキャラクターのビジュアルの説得力を重要視した。また、近年のスマホゲームイラストの流行を取り入れ、「美麗系イラスト」「厚塗り×アニメ調の融合」「光を活かした背景演出」を意識している。ゲーム全体としては既存のソーシャルゲームとの差別化を図り、独自世界観×美麗キャラ×ソーシャル要素を軸にしつつ「電脳インフラに依存する都市社会」と「人機の境界を越えるプレイヤー」の対立構造を描いた。
世界観の舞台設定は、電脳インフラ「NEON NET」によって支配、維持される巨大近未来都市。この都市において「NEON NET」は、決済・流通・身分証明・情報伝達・そして戦闘や芸術にまで利用されており、誰もが日常生活のあらゆる局面で依存している。一見すると便利で光に満ちた理想郷の裏で、資源や縄張り争いなどの闇が広がっているのである。
一枚目に掲載したメインビジュアルでは、企画を一目で伝えるキーとなるイラストを目標に作成した。世界観を可視化し、最も強い印象を持たせるビジュアルで、鑑賞者の関心を引く入口となっている。サイボーグ的機械パーツがゴミ袋とともに放置されている荒れた路地裏を舞台に、波紋の浮かぶ水たまりにはその荒廃と対照的に発展した高層ビル群を映し、二色の対照的なライティングとともに都市の発展とその裏の格差をメインとした世界観を表現した。
キャラクターデザイン。 本ゲームのキャラを一言で説明できる統一感を持たせつつ、ミニキャラ化のことを考えパーツや作画コストは上げ過ぎず、アップになりやすい顔周りの豪華さを意識した。
ホーム画面モック。 画面内の情報量に注意しつつ、UIの色調・エフェクト・背景はキャラや世界観と調和させ、また新規性の核となるようにサイバーデザイン統一&未来型スマートフォンのようなデザインに。
比留間 真琴
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