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イラストレーションコース 佐藤 崇道【コース奨励賞】

◾️タイトル
生きる意味といのちの繋がりを表現したアニメーション「こころのいのち」

◾️説明
 本作品は生きる意味といのちの繋がりを表現したアニメーションです。

 人間は単なる動物であり、本質的な成すべき事は子孫を残す事です。命の呪縛とも言えるこの輪廻の中で、子孫を残さない人間は生きる意味が無いと言えるのでしょうか?

 昨今の社会周辺環境では晩婚化、経済状況、女性の社会進出等による初産年齢の高齢化等により、出生数が減少を続けています。不妊に悩む女性は20〜40代女性の中で約26%程度存在しており、およそ550万人の女性が、子孫を残す事に対し何らかの悩みを抱えています。また、新しい価値観の社会受容を含め、子供を持たない、持ちたくても持てない人々が増加しており、いのちを繋ぐ事が出来なかった人々の中に、空虚な感情や苦悩が存在しています。

 その中で子を望む不妊の女性を客観した際に、自身の作品によって、ポジティブなメッセージを発信し、ターゲットの心を軽くする一助となる事は出来ないかと考え、制作を行いました。

 制作に際し、メッセージリーチ精度向上の為、メインターゲットである20〜40代女性約1,300人を対象とし、ターゲットが好むキャラクターテイスト及び、キャラクター要素に関する独自アンケート調査を実施しました。

 今回の制作ではその中で判明した、シンプルな動物キャラクター、素朴、ほのぼの感等の高感度要素をニーズ要素とし、病気で子供が出来ないカンガルーの女の子が、自らが生きる意味を探す冒険を通じて、DNAに直接記録されない「こころのいのち」の伝達、すなわち実体の無い感情や精神が、実体のある「器のいのち」すなわち肉体に与える影響と、それによる命の繋がり、生ける物全てのいのちのリレーへの間接的加担を描写しました。

 また作品全体の感情表現と総合演出の為、物語からBGM、主題歌の作詞・作曲まで、効果音以外の作品構成全要素を制作しました。

 こころから導き出される言葉により、高度な社会構造を形成した人類ならではの1つの結論によって、いのちを繋ぐ行為が、単一的事象に留まらない行為である事を思考する機会となり、本作品がターゲットの心を僅かでも軽くする一助となる事を願っています。

佐藤 崇道【コース奨励賞】

イラストレーションコース

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