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海洋の生物

色彩のうねり

陶芸コース 本田 操

学科賞

29㎝×29㎝×36㎝【他】
黒泥土/SC釉、氷裂釉、黒マット釉、マグマ釉/酸化焼成/手びねり、ろくろ、タタラ、線象嵌(ルレット)

海洋環境の変化により失われた海の生命は同じ姿では戻らない。
新しい環境に適応した生物たちの生き生きとした色合いをまとい再生する-そんなビジョンから制作しました。

中心となるクラゲは、漂う存在ではなく、新しい環境を受け止めるようにどっしりと構えた造形で表現しました。丸いフォルムは海洋の循環を象徴し、静止の中に生命の力を秘めた形として存在します。

クラゲの周辺を彩る海底生物は、未来の明るい兆しをつなぐ伴走者となり、鮮やかな釉薬の層が潮流と光が変化するたびに色は重なり、広がり、混ざり合う-未来の海の希望と生命の力強さを表現しました。

本田 操

陶芸コース

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完成のかたちを思い描きながら、多色の釉薬を施す作品を中心に制作しています。
施釉の工程にはとくに多くの時間を要し、作品によってはその九割以上を筆塗りで行います。色の組み合わせや細かな表情を確かめながら、工程を急がず、納得できるまで向き合うことで、作品の輪郭が徐々に立ち上がっていく感覚を大切にしています。
完成した作品が空間の中で存在感を放ち、使われる時間を通して、見る人・使う人の記憶に残るものとなることを願っています。

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