Ripple Dialogue
問いと対話によって、行動のきっかけを生み出すためのカードゲーム
グラフィックデザインコース 福田 竜太
形態:紙媒体・箱型プロダクト、サイズ:カード類(63 * 88mm)シート類(125 * 180mm)、箱(130 * 95 * 32mm)
組織や社会をより良くしたいと考えたとき、正しい答えや理想像を示しても、人は必ずしも行動を変えません。
むしろ、行動の変化は、自分自身の内面にある違和感や問いに気づくことから始まるのではないかと考えました。
Ripple Dialogueは、問いと対話を通して、その違和感に気づき、次の一歩を考えるための体験型カードゲームです。
TRPG(テーブルトークRPG)の構造を取り入れ、シナリオによって参加者の立場や状況を共有した上で問いを引き、対話を行い、行動の方向性を考え、振り返る、という一連の流れを設計しています。
本作で扱う「行動」は、必ずしもその場で何かを実行することではありません。
何を試すか、どの方向に進むかを言語化すること自体を、行動の一部として捉えています。
また、デジタルではなく、あえてカードや箱といった「物」として制作することで、机に広げ、手を動かしながら考える体験を重視しました。考え方を説明するのではなく、使うことで自然に対話が生まれることを目指した作品です。
対話から行動を生み出すカード型ツール。問いと役割を通じて、小さな変革の一歩を設計する。
感情・行動・関係・未来へと視点を広げる問いのカード群。対話を通じて、思考を揺らし、変革の種を見つける。
組織の中の多様な立場を可視化するキャラクターカード。視点を切り替え、対話に新たな気づきを生む。
組織のリアルな課題を描いた5つのシナリオ。問いと視点を重ね、対話から次の一歩を設計する。
対話を内省へとつなぐ振り返りシート。気づきを言語化し、次の行動へと落とし込む。
対話の余韻を、日常へつなぐRipple Card。気づきを行動へと継続させるための仕組み。
福田 竜太
グラフィックデザインコース
人と組織の変化に関心を持ち、コンサルティングの実務と並行してグラフィックデザインを学んでいます。
私は、変革は「正しい答え」からではなく、「内側の違和感」から始まると考えています。その違和感を言葉にし、対話へと接続する仕組みをデザインすることが、私の制作テーマです。
本制作では、問いと対話を通じて行動のきっかけを生み出すカードゲーム《Ripple Dialogue》を制作しました。小さな揺らぎが、人の意識を動かし、やがて周囲へと波紋のように広がっていく。そのプロセスを、コミュニケーションデザインとして形にしています。
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