うつろいの庭
写真コース 多胡 真衣
デジタル/インクジェットプリント
私は日常の中で、自宅の庭に入り込む光に心を動かされている。祖父母がずっと大切に守ってきてくれた庭で、それは私にとって豊かな森のような存在として幼い頃から接している。
庭という場所は、日常と非日常の境界がある場だと感じている。生活の一部でありながら、見方を変えるだけでどこまでも深く入り込める小さな世界がそこには広がっている。私はその世界を自然の光を通して記録しようと試みた。柔らかく降り注ぐ朝の光、木々の間からこぼれる午後の光。それらは毎瞬違い、同じ光が訪れることは二度とない。その儚さこそが、私がこの庭を撮り続けたいと思わせる理由の一つである。
この作品は、庭にそっと差し込む光や、自然がつくる影のゆるやかな形をそのまま見つめながら撮影した。
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