写真コース 大森 優江【同窓会賞】
デジタル/インクジェットプリント
Heterotopia
街にはガラスや鏡面が溢れ、互いに干渉し、街のノイズを増幅させる。光の現象により現れる虚構は表層に過ぎないが、その先の世界を予感させる。秩序の中に現出するカオスともいえるオルタネートな街のイメージは、リアルとアンリアルの境界を曖昧にし、視覚や思考を交錯させる。弛緩した意識が現実を離れ、そのあわいに心地よく漂流し、溶解していくような感覚を覚える。重力を脱いで自由に彷徨えるようなサードプレイスを、リアルな世界の断片と光の現象を用いて、メディウムに定着させ表現する。 タイトルである「Heterotopia」とは、哲学者ミシェル・フーコーによる造語であり、現実世界に存在しながらも日常から大きく跳躍し、異世界へ誘うような空間や場を意味する。
大森 優江【同窓会賞】
写真コース
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