文京区 街と人のコミュニティデザイン
中国茶が繫ぐ場“文京茶館“の提案
空間演出デザインコース 根岸 薫
【作品タイトル】 文京区 街と人のコミュニティデザイン
中国茶がつなぐ場“文京茶館”の提案
私の住む文京区には、二つの課題がある。それは歴史的建造物の減少と、中国人移住者の急増である。この課題解決を目的として、文京区のコミュニティデザインに取り組むことにした。
文京区は東京都の中心に近く、「文の京(ふみのみやこ)」と呼ばれ、島崎藤村や樋口一葉など多くの文人ゆかり地であり、東大を始めとする多くの大学や学校の集まる文教地区である。
私の暮らす文京区には、二つの課題「歴史的建造物の減少」と「中国人移住者の急増」がある。素敵な古い建造物が街から消え、中国人ファミリーが押し寄せる。そんな状況に、住民からは不安な声が聞こえてきた。
お茶のみ場は正式なものばかりではない、簡易お茶会セットを使用すればおうちでもお茶会ができる。また、中国茶ボトルを持って街歩きなんてどうだろう。三つのおちゃのみ場の提案である。
それぞれのおちゃのみ場にテーマカラーを決めて、各おちゃのみの指南書となる文京茶館の本や、企画書・報告書をまとめた。また、小物も制作しておちゃのみ場をさらに演出してみた。
今回、ワークショップを開催した「鳳明館」は、むかし下宿街だった本郷の街の風情を残す歴史的建造物である。 そこでの中国茶話会は、日本と中国の文化が融合した特別な空間を提供した。
中国茶の淹れ方が分からなくても、文京茶館の本と簡易お茶会セットがあれば、いつでもどこでも誰とでも簡単に中国茶会を開くことが出来る。いつもと違うおもてなしの空間が楽しめる。
さぁ。今度は中国茶を専用ボトルに淹れて街歩きだ。オリジナルの「文京区まちあるき地図」を見ながら、オススメの3コースからあなたはどのコースを選んだのだろう。疲れたら中国茶を飲んで一休み。
おちゃのみ場は、正式なお茶会だけでなく、もっと身近で簡単なものでもいい。例えばお家で、街歩きの途中など、どこでも、誰とでも、何度でも。そんな交流の場が「文京茶館」から生まれることに期待したい。
根岸 薫
空間演出デザインコース
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