空間演出デザインコース 越野 靖子
階段は好きですか。あなたの身近な階段はどんなものですか。階段は、面倒・つらいなど何かと嫌われがちな存在です。けれど、私たちの暮らしには欠かせない、大切な存在であり、上り下りのための道具だけではなく、様々な魅力があります。誰にとっても身近な建築造形である階段が持っているダイナミックさ、楽しさ、面白さを研究し、広めることができれば、より階段を好きな人が増えるはず。そして階段を好きになれば、何気ない毎日はきっともっと楽しくなっていくはず。そう考え、私が暮らすまちである「大阪」の階段を集めて歩いてみると、これまで知らなかった大阪の姿がたくさん見つかりました。 それら気づいた大阪の階段の魅力を本としてまとめ、さらに階段を楽しめるグッズを制作しました。 階段好きの、階段好きによる、階段好きもそうじゃない人も楽しめる日常にお誘いします。 階段を通して見た大阪を知って、より大阪を、そしてより階段を好きになってください。
階段と暮らそう ー我がまち 大阪ー
よみもの《階段で語る大阪》 (カラー・58ページ)自分が住む街である「大阪」を、「階段」という切り口で語り、紹介することによって、有名なはずの大阪の新たな面に気づいてもらう一冊。この本を読むことで、階段への理解を深め、興味を引き、読者の住む地域の階段へと想像を広げてもらうことを目的として制作しました。4章構成となっています。 実際に読んでもらった感想として、「これまで何も感じなかった階段を、もっとじっくり楽しみたくなった。」「大阪と階段を大事にしているのが分かる冊子だと思った。」「写真の切り取り方で、知っている階段ももう一度見たくなった。」などをいただきました。
よみもの《階段で語る大阪》第Ⅰ章 「階段から紐解く大阪の歴史」は、大阪の歴史を階段から見えてくる視点で語ります。 「踏面から想像する戦乱の痕跡」 「モダンデザインが定番になる昭和中期」「手摺に込めた文明開花への気概」などを掲載
よみもの《階段で語る大阪》第Ⅱ章 「階段と大阪というロケーション」は、大阪という地域と階段の関係を、階段を中心に置いて語ります。 「大阪湾と階段」「大阪都市部の水辺と階段」「中ノ島と階段」「大阪の公園と階段」などを掲載
よみもの《階段で語る大阪》第Ⅲ章 「大阪階段散歩モデルコース」は、大阪市のおススメ階段を巡る散歩コースを、感想を交えて紹介します。 「大阪城周辺」「中ノ島周辺」「天保山周辺」などを掲載
よみもの《階段で語る大阪》第Ⅳ章 「大阪の階段を感じる」は、大阪の階段を様々な感覚で感じ取れる方法を熱く語ります。 「視線を感じる」「装飾を感じる」「周辺を感じる」「人通りを感じる」などを掲載
よみもの《階段カルテ集》(カラー・192ページ)は、収集した大阪市の階段を190掲載する冊子です。次々と読み進めていくうちに、いつの間にか好きな階段はどれか探していたり、それぞれの違いを見つけようとするなど、階段そのものの持つ性質や周辺との関わりなど、佐々間な面に気づいてもらい、楽しんでもらいたいと思い制作しました。
1階段1ページで、写真を大きく配置し、住所や設計者などの基本情報から、独自につけたニックネームや実際に上り下りした感想、階段の形状や印象を6指標にまとめて表現したものを掲載。
越野 靖子
空間演出デザインコース
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