本文へ移動

写真コース 中田 広也

デジタル/インクジェットプリント


残映

観光では人気の函館市。その観光とは縁のない、自分が住んでいた海岸沿いの地域一帯は、日中歩いてもほとんど人と会うこともなく、盛んだったイカ漁も漁師の高齢化や海水温の上昇で漁獲量は大きく減少し、漁港周辺には使われなくなってしまった船や漁具など、さまざまな物が放置されていた。夜になると賑やかだった漁り火も大幅に数が減り、いつかは消えていくロウソクの炎のようであった。ずっと変わらぬ自然環境の中で、かつてのなごりを残しながら衰退していく街の姿があった。

中田 広也

写真コース

このコースのその他作品