マンガ学科

2017年2月

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2017年2月27日  ニュース

マンガ学科卒業展2016 優秀作品紹介Vol.3

 

おはようございます。

副手の黒田です。

 

優秀作品紹介最終回です。

今回はいよいよ学長賞、優秀賞、同窓会賞の発表です!

 

Vol.1はこちらから見ることができます

Vol.2はこちら から見ることができます

 

学長賞 嶋田 陽大

『商業漫画制作記』

P1180342 P1180340

作者による作品コメント

自身の商業漫画誌デビュー作である「あしたもたぶん会いにいく」の制作過程において、気をつけたことや工夫したこと、担当編集との打ち合わせで改善したことなどを制作記録としてまとめました。

 

教員コメント

2016年夏。秋田書店『少年チャンピオン』でプロデビューを果たした。5回の週刊誌連載であるが、これはその制作ノートである。
担当編集者と向き合いコミュニケーションをとりつつ、一つの作品を完成させていく、その過程を未来のプロのマンガ家を目指す後輩達のための貴重な資料であることは勿論のこと、マンガとは無縁の一般の人たちにとっても興味深く読んでいただける分かり易いテキストとなっている。マンガはどう描かれて読者の手に届けられるのかをこの1冊で是非学んでいただきたい。

 

 

 

優秀賞 赤池 麗

『Boy meets Girl』

  P1180287P1180285

作者による作品コメント

主人公たちの好きな人を想う気持ちを、大切に丁寧に描きました。少しでもきゅんとしていただけると嬉しいです。

 

教員コメント

大多数の少女マンガのテーマは恋愛である。その中で作家は自身の感性を大切に…大切に描きあげていく。
優秀賞となったこの作品群もプロのそれに負けない作者の視点で大切に紡ぎあげた「胸キュン少女漫画」の良作である。
マンガは文字と絵、このふたつのみで成り立っているものである。特筆すべきは「Boy meets Girl」の3作目「左傘にキミ」…この作品はふたつの内のひとつ、文字を最後の最後まで用いず、絵のみで表現したサイレントマンガであること。これは上級なマンガ技法…実力が伴わなければ出来ないことである。
もちろん残りの2作品の胸キュン度も負けてはいない。
しっかりとした実力に裏打ちされた、すべての“キュンキュン…”を楽しんでいただきたい。

 

 

 

同窓会賞 杉山 元一

『モノノケ奇譚』

  P1180346P1180350

作者による作品コメント

京都の妖怪のお話です。実際の妖怪と文献をモデルに描きました。

 

教員コメント

映画やアニメと違い、漫画家はモチーフ、プロット、脚本、ネーム(絵コンテ)そして配役から演者まで、そのすべてを一人で行っている。一枚の原稿を仕上げるにはとてつもない労力が必要なのである。ましてや100ページ越えの作品を描くということはチャレンジした者にしか理解しえない苦労があるもの。しかし、創作意欲はそれを超えていくのである。
本作は京で過ごし、京で学んだからこそ発想できたこの物語を「描きたい!」「表現したい!」「形にしたい!」という作者の強い思いの勝利である。これは、豊かな想像力と確かな構成力に加え、高い画力と気力で現実と幻想の狭間を繋ぎきった大作である。

 

以上が本年度の優秀作品です。

 どの作品も実際に手に取って読むと受賞の理由に納得できると思います。

原画等も展示してあるので是非冊子と見比べてみてください!

 

今週土曜日はマンガ学科のイベント『週刊少年ジャンプ 出張編集部』も行います!

マンガ家志望者が週刊少年ジャンプに作品を持ち込んだらどのようなやり取りが行われるか

実際に目にできる貴重なチャンスです。ぜひ足を運んで見てください!

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2017年2月26日  イベント

マンガ学科卒業展2016 優秀作品紹介Vol.2

 

おはようございます。

副手の黒田です。

 

昨日に引き続き今日も優秀作品を紹介していきたいと思います。

当然のことながらどの作品も力作ぞろい、展示もユニークなものが多いので

是非足を運んで実際に目で見てください。

 

Vol.1はこちらから見ることができます 

 

奨励賞 増田 菜々美

『SELECT』

P1180303 P1180305

作者による作品コメント

2つの作品に登場するそれぞれの主人公が、夢や希望に向かって奮闘していく姿を描きました。どちらも全く異なる世界を舞台にしています。この作品を読んで、主人公がどのような選択をしていくのか楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

教員コメント

異世界を描くファンタジーは、テーマの取り方と構成によって力量の差が出るもの。緻密な計算とリアリティに裏打ちされていなければ、それは単なる独りよがり…作者の自己満足の世界でしかないのである。
本作はテーマを「最良の選択」とし、誰にでも一度や二度はある人生の岐路、分水嶺を取り上げ、その幻想世界にキャラクターの心情を丁寧に組み入れることにより、作品世界を単なる空想とは違う、リアリティを持った厚みのある人間ドラマに仕立て上げている。加えて謎を含んだストーリー運びは上質なミステリーを思い起こさせ、意外性を持ったラストに驚くとともに爽快感を持って読み終えることが出来る作品である。

 

 

 

奨励賞 三島 春菜

『卒業制作』

 P1180338 P1180339

作者による作品コメント

“普通”じゃない人たちも、普通の人たちと同じように考え、悩み、葛藤する。この作品を読んで、少しでも心や感情を動かすことができれば幸いです。

 

教員コメント

マンガとは自由な発想で作者も読者も楽しむものである。
本作品は現実にはありえない荒唐無稽な世界観を、まず作者自身が楽しみ、高い創作意欲を持って制作にあたったことで、そのありえない世界の物語が現実に起こりうるのでは、と錯覚させてくれる。そして、その魅力は作者の分身であるキャラクターが発するまっすぐで生き生きとした科白、行動、心情をとことん突き詰めて描くことでより増幅され、読者も違和感なく自然に…そして楽しく作品世界に引き込まれる。これは“楽しむ”というマンガ本来が持つ魅力の引き出しに成功した秀作である。

 

 

 

奨励賞 吉元 愛紀子

『沖縄とニライカナイの魔法使い』

 P1180328 P1180330

作者による作品コメント

沖縄県の文化や歴史、自然をストーリーマンガでわかりやすく紹介します。主人公、与那国姫月は沖縄生まれ、本土育ちの魔法使いです。沖縄のことをあまり知らず、帰郷を機に地元の住民や精霊、神々、自然と触れ合いながら沖縄について学んでいきます。

 

教員コメント

「沖縄LOVE」を謳い続け、追い続けた作者の4年間の汗の結晶である。
ライフワークとなった沖縄研究は日々進化し成長をし続け、すでに故郷・沖縄のいくつかの企業との提携が生まれている。実はこの作品の校了後、本作品改訂版及び新製品紹介版が次々と生まれて来ていて作者の才能がビックバン状態にある事が伺える。
学部卒業後は院進学が決まっており、益々の研鑽に期待するものである。

 

 

卒業展は本日も18時までやっております。

足を運んで心を動かされてください!

 

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2017年2月25日  イベント

マンガ学科卒業展2016 優秀作品紹介Vol.1

 

こんにちは。

副手の黒田です。

 

本日2/25より京都造形芸術大学の卒業展がはじまります。

本年度はマンガ学科から5人がデビューを勝ち取りましたが、その内4人は卒業展にも参加している

今年の卒業生です!

そんな例年を上回るクオリティーの今年の卒業展。

今日から3回に分けて優秀作品に選ばれた9人の学生とその作品を紹介したいと思います。

 

奨励賞 夘野 秀明

『俺の卒制』

 P1180306 P1180309

作者による作品コメント

これを読んだ方々がプラスだろうがマイナスだろうが何らかの感情が生まれれば僕の皮も報われます。

 

教員コメント

 本作は「君の瞳にコイしてる!」、「吸われてぇ~」、「GOOD BYE MY SKIN」の3作品で構成されている。
どの作品の主人公も作者本人をモデルにして描かれており、一見ギャグマンガなのだが、主人公は至って真剣。だからこそ、そこに人間味が感じられて面白いのである。
どの作品も秀逸で「吸われてぇ~」は小学館『スペリオール』で優秀賞を受賞し雑誌デビューを果たした作品であるが、ここでは自分の実体験を赤裸々に描いたエッセイマンガ「GOOD BYE MY SKIN」を一番に押したい。読者を選ぶ作品ではあるが、自分の恥部をさらけ出す勇気と経験者だからこその描写は作者ならではのものであり、連載作家になる可能性を感じさせる。

 

 

 

奨励賞 此平 聖菜

『百転び∞起き』

  P1180351P1180352

作者による作品コメント

ADHDという発達障害をテーマにしたマンガです。学生時代に感じる違和感や苦しみを、3つの年齢ごとに描きました。原因のわからない違和感や孤独に苦しみを感じている学生の方に、触れてみてほしいです。

 

教員コメント

ADHD(注意欠陥・多動性障害)を正面から扱った作品である。
ADHDは目に見えない障害とも言われ、理解が難しい症状である。作者は担当教員にADHDの症状を何度も何度も話し、この作品を描く意義を説明したが、相当大変であったに違いない。ADHDは誰にでもあてはまる症状が多い。そのため当事者の苦しみに気づかず、「そんなの誰もがあるから大丈夫」と簡単に答えてしまう。そこに彼女は危機を感じ、この作品を描くに至った。
ADHDの専門であるこども芸術学科の浦田先生に3年次の学生作品展から相談し、卒業展では一人の主人公を通した小学生から大学生までの作品に仕上げた。この作品の完成によってやっと彼女がADHDをマンガで描く意義を説得させられた。

 

 

 

奨励賞 長谷川 楓

『出逢う』

 P1180417 P1180273

作者による作品コメント

キャラに自分自身を重ね、気持ちを言葉にして伝えることの重要さと難しさを表現しました。キャラの表情、動きはもちろん、セリフやモノローグも丁寧に描きました。

 

教員コメント

 誰にでもある青春時代。でもそれは十人十色…さまざまな出会いがあり、それぞれの想いがある…。初恋…恋愛…そして…大人のそれとはまた違う、異性とのふれあい。言葉を交わすだけで幸せを感じる、そんな時の過ごし方。
今、まさにその時代を通り過ぎようとしている作者がキャラクターに想いを乗せ、語らせ…声を聴かせてコミュニケーションを図る…。
答えのない時代の心の機微をキャラクターを通して甘く切なく描いたこの世界は“青春時代の宝物”…そんな作品である。

 

 

今回の3作品はジャンルも絵柄も様々です。

夘野くんと此平さんは物販で冊子も販売しています。

もちろん、会場に足を運べば三作品とも自由に閲覧できるようになっています。

3/5まで毎日9:00~18:00まで開かれていますので是非卒業生の4年間の成長を肌で感じてください。

 

よろしくお願いします!

 

 

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2017年2月16日  ニュース

週刊少年チャンピオンに松尾君の最新作が掲載されました!

 

こんにちは。

副手の黒田です。

 

今日発売された週刊少年チャンピオンに

3期生PN.松尾あき君作の『天然記念女子高生 菅田ちゃん』前後編が掲載されました!

天然キャラ菅田ちゃんのほのぼのエピソードは一見の価値ありです。

松尾君最新作掲載号は現在発売中!松尾くん最新作!

前後編あわせて22pという少ないページながらもしっかりと話ができているのは

毎月短編を描いては登校していた時の努力の結果だと思います。

マンガを描き続けていればいつかその努力がマンガに役立つときが来るという事でしょう。

マンガ学科の学生全員にたいしていい刺激になっていると思います。

 

 

松尾くんもリーダーとして運営に携わっているマンガ学科卒業展2016は

いよいよあと9日後に迫ってきています!

是非ご来場ください! 

卒業展!

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2017年2月9日  ニュース

【予告】次週3期生PN.松尾あき君のマンガが掲載されます!

 

こんにちは。

副手の黒田です。

 

次週の週刊少年チャンピオンで3期生PN.松尾あき君のマンガ『天然記念女子高生 菅田ちゃん』の

前後編が一挙掲載されます!

予告掲載号は現在発売中!次号予告!次週掲載!楽しみです!

読んだらほっこり間違いなしと編集部お墨付きの今作、

是非来週の木曜日は実際に週刊少年チャンピオンを手に取り読んでみてください!

 

さて、

松尾君もゼミリーダーとして運営にもか関わっているマンガ学科卒業展2016はいよいよ今月末2/25スタートです。

松尾君が去年の夏に週刊少年チャンピオンで短期集中連載していた

『明日もたぶん会いに行く』の制作記録を読むことができます。

マンガ学科に興味のある方はもちろんの事、マンガ家になりたい方にとってもとても参考になる卒制です。

是非大学に足を運んでみてください。卒業展!

このDMのイラストも松尾君が描いてくれました!

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