- 2015年6月5日
- 日常風景
【授業紹介】一年生プレゼンテーション
先日、1年生のTIOという授業で、あるプレゼンテーションが行われました。
授業課題はふたつ「卵を落とす」/「紙飛行機を飛ばす」というもの。
今回はクラスによって取り組む課題が異なります。
さまざまな角度での思考と実験をとおして、他者との相互理解を深めるグループワークの実験課題です。
出題から2週間の実験期間を経て行われたプレゼンの様子をお伝えします!
まず「卵を落とす」
紙コップ3つを用いて、より高い所から卵を割らずに落とす方法を考えます。
使用して良いのは紙コップ3つのみ。接着剤やテープの使用は一切禁止です。
如何に高い所から成功させられるか。チームで高さを競います。
実演前に、紙コップをどのように加工したかを全グループ発表し合います。
そして、いざ!実演!!
人間館の螺旋階段の吹き抜けを利用し、実験を行いました。
落とした卵が割れていなければ、下に居る人が大きく◎サインを出します。
優勝チームははなんと4階から地下2階までの距離を成功させました!
すごい!!!
紙コップを細かく切り、クッション性を高める事、卵を紙コップ内でしっかり固定させる事、
プロペラを作り飛行時間を長くさせる等の工夫をしたようです。
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次に「紙飛行機を飛ばす」
A4サイズのコピー用紙を使用して、紙を折る行為のみで制作する事が条件です。
接着剤やテープの使用、はさみ等で切る事も破る事も禁止です。
こちらはグループの合計飛行タイムで競います。
優勝チームは5人で合計27,5秒も飛行機を飛ばしました!
こちらは個人優勝の近藤利洋くん。紙飛行機を8,6秒も飛行させましました!
飛行機の先頭をとにかく堅く作るを工夫したようです。
他にも
・翼の両端を90°に折り曲げた
・翼の後ろ側を上反りさせた
・先頭を内側に折り込んだ
・水平より60°の角度に投げるように飛ばす
・10回ほど飛ばしたら次の紙飛行機を作る(手の脂でフニャフニャになる)
など、本人の技が光りました。
グループで試行・錯誤・思考をする事は、個人で課題に取り組むよりも新しい視点や価値観が生まれます。
入学して数ヶ月の一年生達は、大学生活でこれからまだまだ多くの課題や問いが待っているでしょうが、
今回の経験には、それらに応える為のヒントが沢山隠されているかもしれません。
まだまだ前期も中盤戦。これからも課題が続きますが、暑さにも負けず、梅雨にも負けず、
ひとつひとつ着実にこなしていきましょう!!
スタッフ:イトウ