- 2013年5月17日
- 日常風景
気づきの場。学びの場。(2)|3・4年次「こども芸術研究IV」
月曜日2限、3限はこども芸術研究IVの授業です。
前期授業テーマは「ファンタジーをつくる」です。
こども芸術大学の子どもたちと学生たちで瓜生山を舞台に物語を展開します。
連休前の活動をちょっと,振り返ってみます。
こども芸術大学の年長さんと瓜生山の地図づくりをしました。
瓜生山は、どんなところ?だれがいるかな?
そのお友だちは、どんな所に住んでいるのかな?
と瓜生山のようすを子どもたちに教えてもらいました。
そして、今週の月曜日の朝です。
子どもたちが登校する前に、こども芸術大学に何かが届いていました。
何だろう、と子どもたちは興味津々で集まってきました。
届いていたのは、瓜生山のお友だちからのお手紙です。
お手紙には、お家をつくって欲しいって、書いてありました。
でも、お友だちはだれ?お手紙の返事はどうして返したらいいの?
「そしたら、お山のお友だちにお手紙を書こうよ。」
でも、「どこに出せばいいのかなぁ?」と子どもたちは話し合いました。
そして「そうだ!ポストをつくればいいやん?」
ということでポストづくりをすることになりました。
お兄さんは「ノコギリは引くときに力を入れるんだよ。」
「切る板をしっかり押さえてあげると上手に切れるんだよ。」
「ケガをしないように気を付けてね」と使い方を丁寧に教えてくれました。
とん♪とん♪カナヅチも上手です。横からとん♪とん♪とん♪微調整も旨いものです。
枝や木片にきれいな色をつけて、ポストの飾りをつくっています。
どこに付けようかな、ポストがかわいらしくなってきましたね。
そう!ポストはふたつです。
ひとつはこども芸術大学に。もう、ひとつは瓜生山に設置予定です。
「どんなお家が欲しいの?」ってお返事を書いて、お山のポストに投函します。
お山のおともだちから、どんなお家のリクエストが返ってくるでしょうね。
実はお山のお友だちからのお手紙は学生の仕掛けです。
ここから先の物語の展開は子どもたちが膨らませてくれることでしょう。
「こども芸術大学の大きさぐらいのお家をつくってあげたい!」と
子どもたちは言っているそうです。
子どもたちから学生へのハードルはどんどん高くなりそうですね。
この日、年中さんも学生と活動をしています。
この次はそのようすをアップしますね。
(梅田美代子:教員/イラストレーション、グラフィック)