- 2017年3月23日
- ニュース
学生が「Magic桜」パッケージデザインを担当しました!
こんにちは。キャラクターデザイン学科の村上です。
今回はゲームゼミの学生の吉田光希さんの作品が商品化されたので、本人からそのプロセスについてお伝えいただこうと思います。
以下、吉田さんのコメントです。
こんにちは!新・3年生の吉田です!
このたび、株式会社OTOGINOさんの商品「Magic桜」のパッケージデザインをさせていただきました!
皆さんMagic桜はご存知ですか?知らない方はぜひ検索してみてくださいね!
http://www.magicsakura.jp/
まず、パッケージ作成にあたってのきっかけは、2年生の時に参加したフランスでのJapanExpoでした。
その時は自分でデザインしたバックを販売したり、名刺やポストカードを配ったりしていました。
帰国後、同じくJapanExpoで出店していてバックを買ってくれていたOTOGINOの社長さんのほうからご連絡をいただき、
社長さん「パッケージデザインやってみませんか?」
私「Σ(゚Д゚) やります!!!」
と、即答。
内容は、大分県にある古事記ミュージアムというところで外国人観光客向けにオリジナルのMagic桜パッケージをつくるにあたって、【このはなさくや姫】バージョンの制作を依頼されました。
なので私はまず最初にラフを制作していきました。
イラストのテイストは私に任せてくれるということだったので、このはなさくや姫が桜や水を司る美しい女神とのことで、愛らしさと桜色に重点をおき、原案を提出しました。
しかし古事記ミュージアムの方から、大きく変更をお願いされました。
1、黒髪にしてほしい
2、スカートのすそを長くしてほしい
ここで私が気づいたことは、「誰が」・「求められているもの」の二点への理解が及んでいなかったことです。
黒髪には、外国人が日本人の黒髪に神秘的なイメージを憧れをもっている(そして桜とのコントラストが美しい)ということと、幅広い年齢層に購入してほしいとのこともあり、女神の清楚さ、神秘性への考慮が足りて無かったということです。
桜といえば…から出てくる簡単なイメージから制作してしまったんですね…
制作を依頼されるということは求められるものがあるということです。
当たり前なんですけど、趣味や課題で描くものとは全然頭の使い方が違うんですよね。
受け取り手がいるということに対して詰めが甘かったようです。
そしてまた再考を経て原案2を作成。これが通ったのでこのイラストのテイストに合わせ背景も制作しました。(このはなさくや姫は富士山に祭られているんですよ!)
そして完成!
実際に届いたパッケージを手に取ってみると感動もひとしおでした!
まさか学生の時にこんな風にお仕事を任せてもらえるとは思っていなかったのでとてもとてもいい経験になりました。
人とのつながりって大事だなぁ、フランスに勇気を出して行ってみてよかったなぁと改めて噛みしめました。
行動を起こせばいつか結果につながるものなんですね…
3年生になってもこのお仕事から学んだことを活かしていこうと強く思いました!
長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました!