京都芸術大学 通信教育部

芸術教養講義7

伝統的な暮らしのリズムを作る年中行事や通過儀礼について考えます。

はじめに - シラバス -

担当教員からのメッセージ

この科目では、今でも行なわれている年中行事や人生儀礼を中心に、さまざま行事に焦点を当てていきます。
これらの淵源を見つめながら、また変わりゆく姿を理解し、今日の生活に役立てていけるようになればと思っています。

  • 授業概要 <行事と暮らしの文化を学ぶ>
    伝統的な生活様式とはどのようなものだったかを、さまざま行事を例にあげながら学ぶことを目的とします。
    現代においても行なわれている端午や七夕などの節句、また、正月や盆などの年中行事のなかには、東アジアを淵源に持つものがあります。これらの行事は地域によって守られてきたものが多くあります。現代にも息づく行事の有り方について考えます。続いて誕生から結婚式、お葬式まで、ひとが一生で経験する通過儀礼についても考えてみたいと思います。また、子どもたちの行事についても注目したいと思います。更に口承文芸としての童話に注目し、どのようなものが生み出され、今日まで語り継がれてきたのかを学びます。
    なお、本科目の授業コミュニティでは「道標」トピックで授業の補足を行います。また「お知らせ」トピックで提出期間に関する情報や、質問の多かった事項への回答、訂正情報などを周知することがありますので、開講期間中は必ず定期的に授業コミュニティを確認するようにしてください。
    授業目標 芸術教養講義7は、伝統的な行事を理解することを目的としています。
    特に今日の我々には馴染みのある、現在でも行なわれているものを中心にピックアップしてまとめてあります。
    行事とは、なんのために行なわれているのか、そして何故、続けられているのか、を考え理解してもらうことを獲得目標とします。
    授業の流れ ・1章 正月行事
    ・2章 上巳節供
    ・3章 端午節供
    ・4章 七夕
    ・5章 盆
    ・6章 産育習俗 誕生から初誕生まで
    ・7章 七五三
    ・8章 婚姻
    ・9章 葬送儀礼
    ・10章 地蔵信仰
    ・11章 道祖神
    ・12章 御霊信仰
    ・13章 小さ子譚
    ・14章 継子譚
    ・15章 異類婚姻譚
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