芸術史講義(日本)1

日本の造形芸術について、その成立から平安時代、鎌倉時代を中心に学びます。

はじめに - シラバス -

担当教員からのメッセージ

受講生のみなさん、本科目を担当する三上美和です。
ここでは仏教美術を中心に、工芸、建築、庭園についても代表的な作例を広く紹介していますので、楽しく学んでいただけると思います。
本科目を終えたあとには、ぜひ実際に博物館や美術館で作品を鑑賞し、みなさん自身の見る目を少しずつ豊かにしていってください。

  • 授業概要 日本の美術史を体系的に学びます。縄文・弥生時代から古墳時代までの芸術と飛鳥時代から鎌倉時代までの仏教美術を主に紹介します。
    絵画、彫刻、工芸、建築、庭園、それぞれの各領域にわたって、仏教芸術の流れを把握し、また個々の作品に関する制作技法やその歴史的背景についても学んでいただきます。
    この講義の目的は、まずは日本美術史を専門的に学習するために必要とされる基礎的な知識を身につけることです。つぎに、縄文から鎌倉時代までを通史として概観することによって、これらの時代の芸術作品に通底する特徴を見出していただきたいと思います。
    授業目標 芸術史講義(日本)1では、造形表現の出発として縄文時代を出発としますが、中心となるのは仏教関係の図像や彫刻です。仏教が日本に伝来したのち、どう展開していったのかを具体的な作例から学んでいきます。
    また、正倉院の工芸作品など、古代の工芸についても取り上げます。さらに庭園、建築の歴史的な展開についても学びます。
    ここでは、日本での造形芸術活動の歴史的な流れを正しく把握するとともに、個別の作例について、その造形的特徴や制作の背景について理解することを目指します。最初は細かいことにはあまりとらわれず、全体の大まかな流れをまず理解するように心がけてください。
    授業の流れ ・1章 造形意識の芽生え-縄文・弥生・古墳時代
    ・2章 仏教美術の幕開け-飛鳥時代
    ・3章 写実の萌芽-白鳳時代
    ・4章 写実の完成-奈良時代前期
    ・5章 写実の成熟-奈良時代後期から平安時代初期
    ・6章 曼荼羅の世界-密教の美術
    ・7章 和様化の過程-平安時代の仏像
    ・8章 院政期の仏画-善美を尽くす
    ・9章 鎌倉の写実-慶派の仏像
    ・10章 仏像の展開-中世から近世へ
    ・11章 古代の工芸-飛鳥時代から平安時代
    ・12章 寺院建築の歴史-日本建築 1
    ・13章 神社建築と住宅-日本建築 2
    ・14章 古代・中世の庭園-日本庭園 1
    ・15章 庭園様式と近世以降の庭園-日本庭園 2
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