芸術理論2

西洋の生み出した芸術理論の数々の古典に学びつつ、芸術についての思索を深めます。

はじめに - シラバス -

担当教員からのメッセージ

古代ギリシア以来、西洋では芸術をめぐる様々な言葉が紡がれてきました。もっとも、芸術とひとくちに言っても、美術、音楽、演劇、舞踊などその対象は様々です。人々は、それについて何を考え、どのような思索を繰り広げてきたのでしょうか。
古代ローマの政治家キケロの言葉に「Varietas delectat 多様性は喜ばせる」というものがあります。芸術の捉えかたは、時代によっても人によっても異なるものです。古代から現代に至る様々な芸術をめぐる思想に触れることで、西洋芸術の豊かな土壌を開拓していきましょう。

  • 授業概要 西洋において古代ギリシア時代から20世紀前半までに生み出された多様な芸術理論について学びます。 各時代、各地域で誕生した芸術理論の基礎的な内容を、さまざまな文化現象と照らし合わせながら解説します。 古代ギリシアの哲学者プラトンやアリストテレス、古代ローマの建築家ウィトルウィウス、中世では哲学者アウグスティヌスやトマス・アクィナス、ルネサンスでは画家レオナルド・ダ・ヴィンチやヴァザーリ、近世はカントやヴィンケルマンなどの思想を紹介し、近現代ではベルクソン、フロイトらをとりあげ、それぞれの理論的な特徴について考察します。
    授業目標 芸術といえばすぐに思いつくのは絵画や音楽でしょうが、仮にそれを人間の感性に働きかけるものとして捉え直してみると、舞踊や、衣服、果ては食文化に至るまで様々な領域があることに気づきます。
    この授業では、そうした様々な分野の芸術について書かれたテキストを読解し、その内容を正確に理解することを第一目標とします。それによって、これまで持っていた芸術の見方を広げ、より開かれた視点で芸術について考える姿勢を養ってください。また、それらの思想が、時代を通してどのように受け継がれていったのか、その歴史的な展望についても学んでいきましょう。
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