授業風景
2020年11月18日 授業風景
みなさんこんにちは!
今月11/5(木)の1年生キャリア授業の時間に卒業生である5期生の西岡七海さんをゲストにお呼びし、対談形式で大学での4年間のことや今のお仕事について話していただきました!
西岡さんは現在東京リスマチック(株)という印刷・制作会社に勤めています。
彼女は大学卒業までに教職課程を含め多くの単位を取得し、学生展や卒展ではリーダーを務め学生を引っ張ってきました。
そんな西岡さんの大学四年間とはどんなものだったのでしょう?
まずは大学生活について。
西岡さんが1年次でやってよかった1番のこととして、東京へ初めて持ち込みに行ったことを話してくれました。
自信満々で持ち込んだ作品をプロからの意見でコテンパンにされ、ショックと共に自分の作品を客観視できたそうです。
大学に入るまでマンガを描いたことがなかったという学生も多いと思います。西岡さんもその一人。
自分のマンガが他人が読んでどのように映るかを知るには、実際読んでもらって感想を聞くのが一番です。
友達でも、先生でもオンライン持ち込みでも、自分以外の意見を聞くと自分の作品がどんなものなのか、より鮮明に見えるのではないでしょうか。
3年次4年次では、西岡さんは学生作品展や卒展でリーダーを務めました。
それまでは今一つだったマンガ学科の展示。自分たちの展示はより良いものにしたいという思いからリーダーを引き受けたんだそう。
西岡さんは1人で作品に打ち込んでいた1年の頃とは変わり、みんなを巻き込んで何かを成し遂げることが楽しいと気付いた。と話してくれました。
1人黙々とマンガを描くのもいいけれど、大学でしかできないことに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
話題は変わり就活の話へ。
西岡さんは教職課程のため教育実習がありましたが、夏ごろには今の会社から内定をもらったそうです。
先生からのマンガ家を目指しているのに就職することは嫌ではなかったかという質問に対して、仕事をしながらでもマンガ家は目指せると思ったと答えてくれました。
現在も西岡さんは描いているそうですよ!今描いている作品は今月末には完成だとか。
描く時間を含め、時間の大切さを社会人になってより感じたそうです。
社会人からマンガ家にだってなれるんです。
社会を経験してからマンガ家になるのもひとつの道かもしれませんね。
西岡さんの大学入学から現在までの約5年。画像も交えながら沢山お話してくださいました。
1年生はこれからのビジョンが以前より細かく想像できるようになったのではないでしょうか。
残りの3年と少し、自分の描く将来に向けてみなさんもがんばってくださいね!
西岡さん、ありがとうございました!
2020年11月6日 授業風景
みなさんこんにちは!
「エッセイマンガ」の授業では、例年エッセイマンガの取材として企画展へ学外演習をしています。
今回は大阪南港で開催中の『バンクシー展 天才か反逆者か』へ行ってきました!
コロナ渦での学外演習。展示会自体には人数制限や消毒、検温。個々ではマスクの着用ばっちりで挑みましたよ!
バンクシーとは
イギリスを拠点に活動する匿名の芸術家。世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出鬼没に活動している。
アート・ワールドにおいてバンクシーは、社会問題に根ざした批評的な作品を手がけるアーティストとして評価されている他、テーマパーク、宿泊施設、映画の制作など、その活動は多岐にわたる。(公式サイトより引用)
展示では、ストリートアートの数々を巨大なスクリーンで紹介されていたり、
バンクシーの作品制作現場を再現したジオラマや、版画作品。
テーマパーク「ディズマランド」やパレスチナの宿泊施設「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」の一部立体展示と紹介映像などなど、本当に見どころ満載の展示会でした。
展示内の写真撮影が可能だったので、学生たちもじっくり自分の目で見て思い思いに写真を撮っている様子でした。
展示を見ていると、その作品の多くがキャッチーかつ痛烈な風刺的作品で、記憶に強く残ります。
作品形態こそマンガとは別物ではありますが、見る側への訴えかけ方など、
エッセイマンガに限らず、各々のマンガ制作の参考になる学外演習だったのではないでしょうか!
是非これからの作品制作に活かしてください!
2020年6月19日 授業風景
みなさんこんにちは!
在学生サイトや学科からご案内を送っていますが、来週より順次学年別登校可能日を設けております!
(※登校可能日は任意のものです。)
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、長らく学生のみなさんは大学に登校できていなかったので
久しぶりの大学は新鮮に感じるのではないでしょうか?
また、1年生は初めての大学登校になる人もいるでしょう。
なのでいざ大学に来るときに緊張しないように、
今回は1年生の授業の1つ「アナログマンガ技法I」の授業紹介をしたいと思います!
この授業は1年生の必修授業のうちの1つで、マンガを描く上で必要になるペンの使い方、
線やカケアミの描き方、トーンの使い方などを学びます。
近年ではパソコンを使ってデジタルでのマンガ制作が普及していますが、
マンガ学科では実際にペンとインクを使って手で描くことを重視しています!
デジタルで描くことはとても便利ですが、まずは基礎をしっかりと身につけておくことが大切です!
そして、「アナログマンガ技法I」を担当しているのは細井雄二先生!
プロのマンガ家として培ってきた確かな技術を教えてくれます!
オンライン上で授業を行っているので実際に描いたりする授業はなかなか伝え辛いですが、
手元を映すカメラを使い授業を行っております!
(余談ですが4週目まではwebカメラの映りが安定せず、毎週変えていました…。)
この日はトーンについての授業でした。
トーンはマンガの仕上げに欠かせないアイテムです!
これがあるとお話の印象も大きく変わるので、使いこなせるようになりたいですね!
先生が実際にお手本を見せてくれています。
トーンは削ることで濃淡を表現することもできます!
先生の鮮やかな手つきは画面越しのみなさんに伝わっていることと思います!
こういった基礎は練習あるのみ!なので、みなさんも授業中にドンドンやっていきましょう!
授業紹介は以上となります。なんとなく雰囲気は伝わったでしょうか?
在宅で授業を行っている先生が多いので、全ての授業風景を紹介することができませんが
チャンスがあれば今後も紹介していきたいと思います!
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【6月21日(日)教員相談会のお知らせ】
今週の日曜日に受験生向けのオンライン相談会が開催されます!
授業ではどんなことをするの?コースの雰囲気は?受験に向けてどんなことをすればいい?学生はどんなところに就職しているの?など
気になる疑問を直接学科の先生に質問することができます!
当日は、オンライン会議ツール「zoom」を使用する公開質疑応答形式による相談会となり、
チャット機能を使って気軽に疑問や悩みを相談することができますよ!
※この相談会は「学部」志望者向けです。大学院志望の方は、大学院入学相談会(https://www.kyoto-art.ac.jp/news/graduate/567)にお申込みください。
詳細や申し込みは以下のページからご確認ください!
ギリギリまで申し込みは受付しているので、まだ間に合いますよー!
https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/news/89
受験生のみなさまのご参加お待ちしております!!
2019年10月11日 授業風景
前期の「エッセイマンガ」の授業で学生たちが制作した多くのネームを
ペン入れして原稿に落とし込んだ作品を何点か紹介したいと思います!
どれも力作で思わず笑ってしまうような面白い作品です!
1「食物戦争」崔敬荷
「食べること」をテーマに制作した作品です。
飼い犬は買い主に似てしまうということがとても分かるお話ですね!
崔さんのかわいい絵柄でコミカルに描かれたお話のオチまで完璧!
楽しそうな雰囲気で温かい気持ちになる作品でした!
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2「おかしないえ」森本睦海
この話も先ほど紹介したものと同じく「食べること」をテーマに制作した作品です。
お菓子が大好きでいつも手元にあると幸せな気持ちになりますが、
ありすぎると困ってしまうこともある…というお話です!
とても共感しました!
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3「ノスタルジックな後悔」谷口智哉
「人生最大のピンチ」をテーマに制作した作品です。
男子小学生は一度通る道…カンチョーすることにハマった谷口くんが、
思わぬ事件が起きてしまったことで、カンチョーすることから卒業するお話です!
ポップな絵柄で描かれていることで事件現場のヤバさを少し和らげてますね!
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個性あふれるユニークなネタを面白おかしく演出できるのは、
マンガ学科の学生ならではの強みですね!
ここでは紹介しきれませんでしたが面白い作品を多数寄せていただきました。
後期末もまた「エッセイマンガ」の授業作品を紹介しますので、お楽しみに!
2019年8月2日 授業風景
前期授業「デジタルマンガ応用Ⅰ」では、縦スクロールマンガを描いてcomicoのチャレンジに投稿する課題があります。
学生たちの投稿作品の中で人気作品を紹介したいと思います!
あさん 「煮てんじゃねえよ」
回転寿司でなかなか皿を取ってもらえない煮卵の切ない気持ちを全力で描いたギャグマンガです。
煮卵とは逆に人気ネタであるサーモンとの会話劇がシュールな世界観をより一層引き立てて面白いです!
かささぎさん 「百年花のはなし」
主人公が幻の花を見つけた時に、心の優しい巨人に出合うお話です。
かささぎさんの優しい絵柄と世界観がマッチしてほっこりする作品となっております!
ロクさん 「はっついた」
映画を見る前に買った帽子が頭から離れなくなってしまい、いろいろな方法で帽子を取ろうとするカップルの話です。
映画上映間近という状況でのゆるっとしたギャグというギャップがいいですね!
りょもさん 「私って俺だっけ?」
記憶喪失の主人公は女の子の制服を着ているのに体は男の子という自身の素性を探すお話です。
ぶっ飛んだ設定のストーリーですが、ラストでは衝撃の結末が…続きが気になってしまう作品です!
今回紹介できなかった作品もとても面白いものが多く、
楽しく作り上げたのだなということを感じました。
紙媒体のマンガとは違う演出や、縦ならではの表現方法など
習得したスキルを今後の制作に役立ててほしいものですね!
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