- 2016年9月27日
- イベント
学園祭|大瓜生山祭2016を終えて。
先日京都造形芸術大学は、9月18日・19日の二日間、学園祭を行いました。
こども芸術大学も一日目の午前中を活動日とし、参加しました。
学園祭当日までに、遊びの中で展開されてきたお店屋さんごっこ。
そして、今年初めての試み、ねぶた制作を親子で挑戦しました。
当日は朝来た人から、法被にねじり鉢巻で気合いを入れ、神輿巡行をしてきました。
こども芸術大学は離れた建物の最上階にあるので、場所がどこにあるのか
どのようなことをしているのか、学内でも知られていないこともあるのですが・・・
今回は学園祭で一番お店の多いエリア、人間館のピロティからギャラリーオーブまで
子どもたちとお神輿を担いで、こども芸術大学での学園祭のチラシも配って歩きました。
おみこしワッショイ ワッショイ ワッショイ♪
おみこしワッショイ ワッショイ ワッショイ♪
神輿巡行を終えてこども芸術大学に戻ってきた子どもたち、妖怪図鑑を見ながら休憩をしたら
いよいよお店オープンに向けて最終確認をし、開店準備に入ります。
*おばけねぶたは、金曜日に設置し照明もセットし、当日の朝に点灯完了!
「10時になりました、お店屋さんオープンです!」というアナウンスを機に
待っていたお客さんも一斉にお買い物スタートです。
入り口から会場中に張り巡らされているのは線路です。
年少の男の子2人が「電車したい」と電車を作り、お客さんを乗せます。
各店前には駅があります。
お母さんたち手作りの運転手の帽子や白い手袋も用意してあります。
そして、年少の女の子も車掌さんバッグを持ってなにやら配っています。
バッグの中には「いちにちけんフリーパス|おばけてつどう」と書かれたカードが。
これで、電車も乗り放題ですね!
受付では、お買い物に使う一斉通貨
な、な、なんと、クレジットカードが配られていました。
お金やお札でのやり取りをイメージしていたのですが、
年長の男の子から「クレジットカード」の声が。
お客さんも、子どもたちが描いたおばけの絵のクレジットカードでお買い物スタート!
一番手前のお店から・・・
■ミュージアムショップ
年少の女の子とお母さんの2組で、おばけねぶたの原画レプリカの展示販売や
子どもの絵の展示、紙粘土で作った作品の販売、ねぶたで作った火の玉の販売など。
お母さんが居なくても、しっかりとお客さんとやり取りをして、
自分たちのお店・居場所という実感を持ちながら楽しんでいました。
■ブレスレット屋さん
年少の女の子とお母さんの親子で、ブレスレットの共同制作、販売。
販売しながらも、親子二人三脚でストックを作ったり、
「こちらの色の方が似合いますよ」と大人顔負けの接客をしていました。
■ジェイ子ちゃん屋さん
夏前からあたためてきた構想をやっと実現することが出来た年長の女の子。
「ジェイ子ちゃん」という実際に女の子が長年可愛がっているクマのぬいぐるみをモチーフに
ぬいぐるみのマスコットを、毎日コツコツお母さんと作ってきました。
限定20個というこおもあり、あっという間に完売です。
その他、お買い物をすると押して貰えるジェイ子ちゃんスタンプや絵本の販売もありました。
■絵本・アクセサリー屋さん
年長の女の子、年中の女の子で、自分で作った絵本や
折り紙とスパンコールで作られたアクセサリーを販売しました。
レジもクレジットカードリーダーやバーコードリーダーがありました。
こちらも、お買い物をすると子どもたちお手製のスタンプを押して貰えます。
■ドレス屋さん
年中の女の子たちで作られた可愛いドレスたち。
やはり女の子たちに大人気でした。
ドレスを着てお買い物を楽しむ女の子をたくさん見かけました。
急遽、お母さんたちによって追加制作・販売する姿も。
■お面屋さん
ずっとお面屋さんがしたいと、年中の男の子は家族三人でこの日までに
お面作りとお店作りをしてきました。
本格的にすだれに飾られたお面たち。
横には、これまたお家で作って来た祇園祭の鉾です。
木材や竹ひごに和紙を貼り、ねぶたの技法でつくられていました。
■DJブース
前々から、リスエスト曲を募り、当日音楽をかけてくれました。
DJセットは全部手作り!身近な素材でここまで出来るのかと感心しました。
ちゃんとミラーボールもありましたよ。
人が集まってくると、やりたい気持ちよりも恥ずかしい気持ちが強くなり
なかなか前を向けなかったですが、お客さんの子どもも大人もお構いなし!
みんな曲に合わせて踊りまくっていました。
そこだけ熱気がムンムンしていました。
■作品展示
DJブースの壁面には子どもたちの
その他、会場のいたるところにも子どもたちの作品の展示がありました。
■おばけねぶた
一番奥の部屋では、おばけねぶたの展示があります。
■おばけレストラン
ねぶた展示の手前には、おばけレストランというご飯屋さんが展開されています。
薄暗い店内ですが、ねぶたの光とランタンの光とちょっとしたキャンプ気分。
メニューもたくさんあります。
普段の遊びの中でおうちごっこから、ご飯屋さんごっこと展開され
最終的には、おばけレストランにしようと暗い部屋でのオープンです。
■ショータイム
こども芸術大学学園祭の後半は、有志によるショータイムです。
まずは、年中女の子のソロ。
みんなと踊ると言っていましたが、昨年、年長の女の子が一人で踊る姿を思い出し
ソロでの踊りに挑戦しました。
少し緊張していたようにも見えましたが、のびのび優雅に舞っていました。
次はみんなでダンスです。
3曲続けてそれぞれ、表現できていましたね!
最後は、年中男の子による狂言の土蜘蛛。
普段より朝の会の発表などで披露してくれたり、ごっこ遊びでも「土蜘蛛」の役をやるほど
なりきって生活してきた男の子。
この日はいつも以上の、蜘蛛の糸に子どもたちからも、もちろん大人からも
歓声があがり、大盛り上がりでした!!!!
さて、楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、閉店の時間です。
お客さんが帰ったあとは、みんなで掃除をして
先日届けてもらったばかりの新米で、おにぎりを作り食べました。
みんなが一生懸命稲刈りした新米が学園祭のあとの心と体にしみましたね。
「おいしい!」「もうないの?」という声が聞こえました。
食べながらお客さんからのアンケートをみんなで読んでさよならをしました。
本学の学園祭はもちろん、こども芸術大学に足を運んでくださったみなさま。
ご協力ありがとうございました。
子どもたちはもちろん、とても楽しい一日になりました。
学園祭が終わった今も日々の中で、お店屋さんごっこが続いています。
(宮崎あかね)