本文へ移動

空間演出デザインコース 西田 房子

作品:模型、図面、冊子


 私たちの住むまちにいくつもある公園、近所に好きな公園はありますか。また、公園でどのように過ごしますか。
小さなお子様を持つご家庭は頻繁に公園に行き、大きな広場で過ごすことでしょう。小学生は放課後の遊び場として使い、大人も休憩したり、犬のお散歩で公園を訪れ、近隣の方とおしゃべりをすることもあると思います。
 私の住むまち、横浜市青葉区は230ヶ所もの公園と1万5千本以上の街路樹、そして田畑とのどかな里山風景も残されており、郊外の住宅地として、自然豊かな環境があります。公園の数は横浜市の中では1位で、地域の住民による「花と緑の風土づくり」も活発に行なわれています。
 私は地域の住民とまちをつなぐ場である公園に、様々な世代の住民がともに過ごす家の延長のような空間が生まれたらと思い、公園を「まちのリビング」として捉えました。そこで活動したり、放課後の居場所になったり、仕事や学びが生まれたら、あたたかでとても魅力的な場所になることでしょう。
 そのような思いから、大きなケヤキがどっしりと構える「新石川公園」を計画地として、minano-MAを設計しました。

作品名 :minano-MA

mina : 地域住民の「みんな」とフィンランド語の「わたし」
Ma :円居(まどい)

訪れるみんなが各々「わたしの空間」で楽しく過ごすことを願い、minano-MAとつけました。

コンセプト:”集う、つくる、楽しむ”地域住民のための「円居(まどい)」の場
       円居とは、親しい者や同好の仲間たちが楽しく語らい過ごすこと

公園の計画地である青葉区は、渋谷へは電車で20分という好立地なことから、30〜40代の年齢層も多く住み、 青葉区在住の40%が通勤・通学で東京都内へ出かけている。 住民の平均年齢は45.8歳、年少人口(15歳未満)は市内18区中2位であり、子育てをしている世代が多く住み、 また同様に、子供が多い区と言える。

カフェでは農園で採れた野菜(例えば全国で生産量1位の小松菜)を使った料理を提供するだけではなく、地域の住民が 集い、一緒に作りテーブルを囲む。 ゆるく繋がりながら。思い思いの時間を過ごす。

新石川県公園で着目したのは、高低差がある土地の形状と、子どものみならず大人までもワクワクするジャンボ滑り台 があること。 そして見守るようにどっしりと構えた大ケヤキがある。 この特徴を生かし、見晴台、カフェ、そして農園の大きく3つのゾーンを計画。

公園内は東側の運動場と西側の幼児が遊ぶエリアがある。高低差は約6.5Mあり、ジャンボ滑り台がまたがる。

公園内に見晴台、カフェ、農園のゾーンを計画。

西側では下のカフェやその向こうに広がる住宅街、その先には富士山が眺められる。

みんなのキッチンは畑で採れた野菜を使って、みんなで料理をする。週末は料理好きのひとがシェフとなり、料理を振る舞う。

カフェと見晴台は自然豊かな公園に呼応するように設計した。見晴台では、カフェのコーヒーを片手にくつろぐことができる。

西田 房子

空間演出デザインコース

このコースのその他作品