イラストレーションコース 小澤 京子
■タイトル
『知ることから始まる』~中学生・高校生世代へのメッセージ映像~
■説明
〈テーマ〉
いま世界で起きている「戦争」について、中学生・高校生世代が関心を持つきっかけを作るためのメッセージ映像です。
Z世代の主な情報収集元である動画共有サービスやSNS、また、TVでの公共広告を想定。Z世代の中でも、中学生・高校生世代は自分のアイデンティティを確立し始める時期であり、彼らに関心を持ってもらうことで長期的にその分野への関心を持ち続け、将来その分野の担い手としても期待することができます。動画の長さは、マーケティングの観点からSNS広告の理想的な長さを考慮し、30秒におさめています。
〈コンセプト〉
日々報道される、戦争による破壊や殺戮。毎日を平和に暮らす傍ら、頭のどこかでは「海の向こうで起きている大変なこと」に不安を感じていながらも、遠い国での出来事、私たちには現実味のない出来事、と捉えがちです。また、そう思うことで未来への不安から逃れているようにも感じます。
中学生・高校生は、これからの時代を担っていくZ世代の中でも、段々と自立の心が芽生え、これからの生き方について社会との関わりについて考え始める年代。そんな時に、心の片隅ででも、世界で起きている戦争に関心を持ち、そこから自分なりに考える機会が生まれることを目指し、関心を持つきっかけとなるためのイラストレーションによる映像制作を行いました。
今回の映像作品では、中学生高校生が戦争への「無意識の関心」を持つことを目指し、ターゲット層の拒否感や消極性につながることを避ける狙いがあるため、悲惨でグロテスクな表現は抑えた、受け入れやすい「違和感」と「問いかけ」のバランスを狙っています。中心に女子学生を配置し、中学高校世代の成長過程にリンクさせつつ「無関心」⇒「気付き」⇒「意識」⇒「思考」⇒「迷い」⇒「自立」を基盤とした場面展開にしました。30秒という時間のなかで自然に意識の中に入っていくような流れを作ることと、あまり多くの要素を盛り込みすぎず、シンプルながらもわかりやすい表現を心がけています。
この作品が、彼らが戦争のない未来を想像し、その未来を創造していく一助となれば幸いです。
街のどこかで誰かが、知ることで始まることを願って…。
『知ることから始まる』
小澤 京子
イラストレーションコース
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