ランドスケープデザインコース 川上 渚
Connect - つながる ー地域と自分と繋がるお気に入りの定位置づくりー
一級河川矢田川対岸を結ぶ宮前橋は、ものづくり産業都市名古屋市中心部と自然のゆとりある郊外住宅地を繋ぐ主要なインフラとして人々の日常を支えてきた。自動車を中心とした交通網の形成を伴って都市の発展は進み、日常の時間の流れも早まる中で、いつの間にか、身近な存在であった河川風景や自然と触れ合う喜びは薄れつつある。
今、再び、徒歩圏内に残された貴重な水辺空間を活かし、都市の中に残された自然環境を水系で繋げ、水辺で繋がるコミュニティーや、地域内外の人が交流する拠点づくりが求められている。
そこで、橋や道は地域を繋ぐためのものであるということ、そして、かつて矢田川の風景がこの地域にとって日常風景であったことに着目し、徒歩圏内に、個人や集団が思い思いに、大切な時間を過ごすことができる、まるで、屋外リビングルームのような居場所、つまり、「お気に入りの定位置づくり」を提案する。
デザインコンセプト:
1. 音や匂いといった記憶や感覚に心地いい居場所
2. 朝、夕に人が留まることができ、交流できる居場所
3. 思いついた時にすぐ立ち寄れて、「そこにいて良い」と思える居場所づくり
この提案によって、名古屋市内を流れる河川の沿線上で、川の流れのように連続性が生まれ「お気に入りの定位置」づくりのムーブメントが起き、名古屋市内の点と点が「つながって」いくことを期待する。
川上 渚
ランドスケープデザインコース
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