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landscape designという問に対する研究

case 琵琶湖疏水分線

ランドスケープデザインコース 藤原 龍光

学科賞

概要
雄大な自然を目の前にすると我々にできることなどないのかもしれない
しかし、人が人のことを考え作った場所を生物にとって心地よい場所にすることはできないか
用途が変わってしまった過去の構造物からovelなランドスケープを構想する。

研究背景
雄大な自然を目の前にした時、我々にデザインできることは本当にあるのかこの問いへの仮説がovelである。
オーベルとはlove,ovalを組み合わせた造語で、わたしとあなたを分け隔てるのではなく、
同じ目線で寄り添い、共に新しいものを生み出せるのではないか、という想いがある。
こうした想いから、まもる、こえる、つなぐ、かさなる、にじむの5つのダイアグラムを基本方針とする。

研究目的
あなたとわたしとが対話を繰り返す、その過程がランドスケープデザインであると仮定し、
人と自然が混ざり合う中で、人々が自分の感情と向き合える場を創造する。

対象地
対象地である琵琶湖疏水分線は、明治20~23年にかけて水力、灌漑、防火を目的として作られた、南から北へと続く約3.3kmの水路である。

研究手法
研究手法として生き物と人々の聲に耳を傾けるために、3つの生き物の調査とワークショプを実施した。

結果・考察
生き物と人々の聲から、この疏水には“守るべき豊かさ”があることが明らかとなった。
そこで私は、壊すのではなく、守りながら自然と人々が関われる風景をつくる。

全体構想は
『あつまり、まもる』、『流れ出す』、『重なり、広がる』
点のような場が線になり、やがて面となって、疏水全体へと広がってゆく。

設計対象地
調査の結果から、多様な命が息づき、人々が心地よいと感じる四つの場所を、site1~site4として選んだ。

計画
site1:東山の森の中で小さな聲を聴き、あなたと出逢う場
Site2:銀閣寺参道と疏水が交わる場所に、人と生き物がともに憩う場
Site3:あなたのことを想う場
Site4:わたしにふたたび出逢う場

提案
対象地での少年とオイカワの対話を、私の詩(うた)、生き物たちの静かなささやきという物語で提案する。

提案:私の詩

パネルレイアウト

模型写真

藤原 龍光

ランドスケープデザインコース

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